中国のフィギュアスケーター、ボーヤン・ジン(金博洋)。
平昌オリンピックでは4位と大活躍しました。
ボーヤンのことがなんだか気になってしまうあなた。
この記事を読めば、ボーヤンのことはだいたい分かりますよ。
今日からはキンハクヨウって呼ぶのやめましょうね!!
金博洋だけど、キンハクヨウはなんかイヤ
フィギュアファンならボーヤン・ジンって呼ぼう!!
金博洋。
これを、「キンハクヨウ」って呼ぶの、そろそろやめません?笑
思いっきり日本語的な読み方ですよね。
金博洋を英語表記にすると “Boyang Jin” となりますので、カタカナに直すとしたら、
ボーヤン・ジン なんですよ!!!
本人のIinstagramも ”Boyang Jin” として登録してあります!!
ほらね!!
スケートファンを見ていると、キンハクヨウって呼ぶ人は見かけません。

今日からあなたもボーヤンって呼んじゃおう!
それからどうでもいい話なんですが、中国ペアのレジェンドでボーヤンも尊敬している申雪/趙宏博ペアのことなんですが。
あまりにも日本のテレビが「シンセツ・チョウコウハク」って呼ぶもんですから、いまだに私はそう呼んでしまってます。
刷り込まれましたね。
本来の読み方を思い出そうとしても思い出せないのです! 悲劇!
申雪/趙宏博 は、
シェン・シュエ/ツァオ・ホンボー ですよ!!



やっぱり覚えられそうにない・・・
幼名は天天
ボーヤンは幼名を持っていて、天天と言います。
親しみをこめて天天と呼ぶファンもたくさんいますよ。
私も呼んじゃおうかな。
中国の幼名については、「日中往来の士」さんのブログ、「日中往来の知恵」が参考になります。
今日は中国人の名前に関する話題ですが、中国人はほとんど(全員?)が、「小名」という幼名を持っています。
日本だと、昔の武士や貴族の子が幼名があったそうですが、今どき幼名を持っている人はいまずいないと思います。
中国人の「小名」は、正式な名前とは別につける名前で、愛称のような位置づけらしいです。
正式な名前は「大名」と言い※、苗字との関係や風水などを十分考慮して決めるそうですが、「小名」は気軽に、好きな名前をつけると聞きました。
分かりやすいですね。
ジュニア時代からすごかった!
ジュニア時代から4回転跳びまくってた
1997年生まれのボーヤン・ジン選手。
なんとジュニア時代から3種類の4回転を操っていました。
- 4トーループ …14歳
- 4サルコウ …15歳
- 4ルッツ …17歳
それぞれこの年齢で出来るようになったそうです。こわっ
私がボーヤンの演技を初めてみたのは、シニアに上がってきたシーズンでしたが、
いとも簡単に4ルッツを試合で決めるボーヤンを見て、
口があんぐり開いてしまったのはまだまだ記憶に新しいです。
羽生結弦選手は、ボーヤンの4回転ルッツについてこんな風に語っています。
ボーヤンが4回転ルッツを跳んだのは、ソチが終わったすぐ後でした。現在の4回転時代の到来を暗示していました。そこから時代が動き出した気がします。
「夢を生きる」より
羽生選手のような偉大な選手に、自分の4ルッツが時代を動かしたなんて言われたら、すごく嬉しいでしょうねぇ。
私は、ボーヤンのジャンプはすごく好きです。
きゅるきゅるきゅるっと回転が速くて軸が細くて、安心して見ていられるジャンプです。
宇野昌磨と切磋琢磨
1997年生まれのボーヤン・ジン選手。
同じく1997年生まれの宇野昌磨選手。
2人は、ジュニア時代から切磋琢磨してきたライバルです。
あるときは表彰台の真ん中にボーヤン、右には宇野選手。
またあるときは表彰台の真ん中に宇野選手、右にはボーヤン。
そんな2人です。
2014年 メ~テレ杯
- 金 ボーヤン・ジン
- 銀 宇野昌磨
2015年 世界ジュニア選手権
- 金 宇野昌磨
- 銀 ボーヤン・ジン
2018年 四大陸選手権
- 金 ボーヤン・ジン
- 銀 宇野昌磨
平昌オリンピックで4位!!
Boyang Jin will join Brian Orser's team starting next month. https://t.co/D9HXgH6nRb pic.twitter.com/exJQdoY2st
— IFS Magazine (@ifsmagazine) May 29, 2018
平昌オリンピックで、金メダル候補のひとりだったボーヤン。
結果は4位と、あと1歩メダルに届きませんでした。
成績はこんな感じでした。
ショートプログラム
- 技術点 60.27
- 演技点 43.05
- 合計点 103.32
- 順位 4位
フリースケーティング
- 技術点 109.69
- 演技点 85.76
- 減点 -1.00
- 合計点 194.45
- 順位 4位
SPはノーミスでした! お見事!
FSでは、後半最初の4トーループで転倒してしまいました。
演技構成点は、まだまだ伸び盛りのボーヤン。
演技構成点って、フリーでは2倍にしたものが計上されるので、演技構成点をしっかり取れる選手の方が、圧倒的に有利なんですよね。
実際、平昌オリンピックでメダルを獲った羽生結弦選手、宇野昌磨選手、ハビエル・フェルナンデス選手は、3人とも演技構成点の全ての項目が9点台に乗っています。
一方ボーヤンは、全て8点台。
これからどんな風に伸びてくるのか楽しみですね!
あわせて読みたい
平昌オリンピック フィギュアスケートの男子個人戦って結局何がすごかったの?
FS後のキス&クライで見せた涙
普段、そんなに感情を出さないボーヤン。
だけどオリンピックでは違いました。
フリーの後のキス&クライで涙していたのです。
フィギュアファンの中では、「嬉し涙」と捉えた人と、「悔し涙」と捉えた人に分かれました。
私はというと、嬉し涙だろうな、と感じました。
点数が出るのを待っている間、とても満足そうだったし、やりきった思いがあるんだろうな、というのを感じ取りました。
でも、そんな風に感情を出すところを見たのは初めてだったので、驚き&感動しました。
そして後日、ボーヤン本人がその涙について、
母のことを想って泣いた。
母は試合の時にはいつも開催都市まで駆けつけてくれて、時には食事代を節約することもあった。
ということを話していました。
それを聞いてさらに感動した私です。
自分が母親になった今、そういうの本当に弱いです。



ちなみに、ボーヤンのお母様はとてもキレイな方です
ボーヤンはクリケットクラブへ移籍・・・しなかった!!
2022年には冬季オリンピックが北京で開催されます。
そう、ボーヤンにとっては母国開催なのです!!!
これは気合が入るし、プレッシャーも相当のものでしょう。
2018-2019シーズンからは、カナダのクリケットクラブに移籍し、ブライアン・オーサーの元で指導を受けることになりました。
しかし事態は一転、中国でスケートを続けたいと思ったボーヤンは、クリケット行きをやめました。
ブライアン・オーサーといえば、羽生結弦選手のコーチです。
羽生選手とボーヤンが同じコーチに就くってどうなるの?! なんて思っていましたが、二人の同門対決は幻になりました。
最後に
4回転時代の先頭に立って、フィギュアスケート界の技術面を押し上げてきたボーヤン。
私が楽しみにしているのは、表現力がどこまで伸びるかということです。
ボーヤンはとても踊れる選手ですし、最近は表情もよくなってきましたよね!
次の北京オリンピックまでに、どこまで評価があがるのかとても楽しみです!
あわせて読みたい
コメント
コメント一覧 (2件)
ジンじゃなくてチンです。
ボーヤンじゃなくてポーヤンです。
ボーヤンジンという表記は違和感しかないです。
コメントありがとうございます。
中国語にお詳しいんですね。