2018年7月19日、デニス・テン選手が車のミラーの窃盗犯に刺され亡くなりました。
未だに信じがたいニュースで、テンくんの葬儀が終わった今も私はうまく受け入れることが出来ていません。
だけど書かずにはいられず、私なりの哀悼の記事を書きました。
同じ様にテンくんの死を悲しんでいる方と、共有できればいいなと思っています。
デニス・テンの高貴さは永遠に。
カザフスタンの童顔な少年
I love skating.
— Denis Ten (@Tenis_Den) March 7, 2017
I also love women. My mom, dear grandma…
For sure, my wife too. Daughters.
…Someday…
And TODAY is the Intl Women's Day! pic.twitter.com/upMRwqTRT9
私が初めてテンくんを見たのは、彼のシニアデビューの年でした。

なんっだ、この童顔が可愛らしすぎるけど意思の強そうな少年は! 何歳なんだ!!
テンくんは当時15歳でした。
私自身は当時22歳でしたが、恥ずかしいことに
はて……?
カザフスタンってどこだっけ?
という状態でした。
カザフスタンの場所、カザフスタンの国旗。
私は社会の教科書ではなく、テンくんから教えてもらったのです。
新しいシーズンが来て、久しぶりにお顔を見ると
「おっ、成長した」
「でもやっぱり童顔かわいい」
なんて思ってました。
それが初めて
「うわ、かっこいい……」と思ったのが2017年でした。
平昌オリンピックのシーズンですね。
カザフスタンから出てきた童顔の少年が、ソチオリンピックで銅メダルを取り、英雄とたたえられ…
いつの間にかとても大人になっていました。
近年はアイスショーを主催したり、映画の製作に意欲を見せていたり、これからの活躍がとても楽しみだったのに……。
2018-2019シーズンも競技を続けてくれるはずだったのに。
もう滑っている姿が見られないなんて……
私はまだ受け入れられません。
スケーター仲間たちの哀悼の言葉
哀悼の言葉と一緒に、思い出の写真を添えられていることが多いですね。
そこに映っているテンくんの笑顔。
ステファン・ランビエールが
“you had a true smile”
と偲んでいて、ぴったりの表現だなと感じます。
私は、競技中のキリッ!っとしたテンくんのイメージが強かったので
TwitterやInstagramを始めてからテンくんのtrue smileを見る機会が増え、ますますファンになりました。
テンくんの訃報を聞いてからは、ふとした時にテンくんの笑顔が浮かんでは消える……
そんな毎日です。
安藤美姫さんは、「For Denis」として追悼のプログラムを滑ってくれています。
For Denis @Tenis_Den part1.#youwillliveinourheartforever #denis #loveyou #missyou #デニステン #デニス pic.twitter.com/eTyeeEOww5
— ♡MIKI_m_ANDO/安藤美姫♡ (@M1K1_ANDO) July 20, 2018
My heart is with you @Tenis_Den part2#youwillliveinourheartforever #denis #loveyou #missyou #デニステン pic.twitter.com/lFT0BdTNiG
— ♡MIKI_m_ANDO/安藤美姫♡ (@M1K1_ANDO) July 20, 2018
色んな選手がコメントを発表していましたが、私が特に印象に残っているのが荒川静香さんのこのツイート。
デニスがもういないということ、いまだ事実として受け入れるのが難しいです。そしていつも一緒にショーにいらしていたお母さんが心配でなりません。大切な子を喪う怖さ、悲しみ、奪われた悔しさや辛さははかり知れません。どうかお母さんに寄り添い支えとなるものが日々を過ごす力となりますように…
— Shizuka Arakawa (@tiramisu11) July 21, 2018
荒川さんも、二児のお母さん。
私にも子どもが2人います。
だから荒川さんがお母さんの気持ちを想像して怖くなってしまうこと、よく分かります。
THE ICEでの追悼
テンくんが亡くなったのが2018年7月19日。
私が見に行ったアイスショー「THE ICE」があったのが、その9日後の7月28日。
もしかして選手による追悼があるかも・・・とは思っていたのですが、



まだ追悼とかそんな気持ちになれない・・・
というのが、正直な気持ちでした。
でも追悼のプログラムが大好きな「Tu Sei」だったのです。
Tu Seiは平昌オリンピックでも滑ったショートプログラムです。
Tu Seiを選んでくれたのも嬉しかったし、私の推しであるドミトリー・アリエフくんが彼のステップを忠実に再現してくれたのも嬉しかったです。
あぁ、こうしてちゃんとつながっていくんだな・・・と感じました。
それにあの場でみなさんと一緒に悲しみを共有できたこと。
とても意味あるものだったなと思います。
あわせてどうぞ
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最後に
テンくん。
あなたの滑りをいつか生で見たかったです。
これからもフィギュアスケートという競技は続いていくのに、そこにあなたはいない。
でも私はあなたのファンであり続けます。
WE LOVE YOU,Denis.
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