日本が大好きなアメリカのフィギュアスケート選手、ジェイソン・ブラウン。
2018-2019シーズンから、羽生選手も所属するクリケットクラブへ移籍するというニュースが駆け巡り、
どんな選手だっけ?
と思った方も多いのではないでしょうか。
ジェイソン・ブラウン選手について改めて詳しく知りたい! という方、この記事を読めば、ジェイソンくんの魅力や経歴が分かりますよ♪
ジェイソン・ブラウンの魅力って??
柔軟性がすごい!
I ❤️ Split Jumps! バレエ・ジャンプが大好きです!😍#DedicationWorks
— Jason Brown (@jasonbskates) July 4, 2018
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Since I was little, I dreamed of having one of the best split jumps in the world!! I still strive every day to make it better!! It’s become one of my all time favorite moves! 🎉✨ What’s yours?!? 🤷♂️🤔 pic.twitter.com/vKfNGDXmSq
ジェイソンくんは、プログラムの中に必ずバレエジャンプを組み込んでいます。
ジェイソンくんほどのバレエジャンプをする選手、他にいるかな・・・
ちょっと思い当たりませんよね。
バレエジャンプだけでなく、スピンやスパイラルも柔軟性を生かしていて素晴らしいですが、実は幼少期は体がとても硬かったそうです。
僕のコーチのコリ・エイドが、「ジェイソン、表現力をもっと磨きたいなら、あなたももっとストレッチをして柔軟性を手に入れるべきだわ」と言ってくれて、
-中略-
その日以来、とてもハードな柔軟をずっと繰り返してきました。
びっくり。とてもびっくりです。
あの柔軟性は、きっと生まれ持ったものなんだろうって信じきっていたんですよね、私。

努力の賜物だったとは……涙
表現力がすばらしい!
試合のときに解説をしている織田信成さんは、度々ジェイソンくんの表現力についてほめています。
2017-2018シーズンのショートプログラム(ハミルトン)では、こんなコメントを。
- 出だしから彼の世界観を作り出すのが非常に上手ですね。
- 会場を盛り上げてお客さんの目線を常に自分のほうに向けながら滑っているのがすばらしいです
- ただスピン、ジャンプ、ステップをするという動作は一切なく、常に曲を聴きながら曲に合わせて全てのエレメントを行うことができるのが最大の武器です
同じく2017-2018シーズンのフリースケーティング(Innner Love)では、こんなコメントを。
- 右に出るものがいないくらい素晴らしいですね。
- 全身を使っていて、体幹にブレが出ますから体を支えながら滑るって、非常に難しいんですよね。
- (ステップに関して)レベル4じゃ足りないです!!レベル5くらいあげたいですね!!
ステップとかスピンって、なんでレベル1~4の4段階しかないんでしょうね?
この選手とこの選手が同じレベル4!? なんでやねん! みたいなときありませんか?
あんまり細かくレベル分けすると、審判の方が大変なんですかね?
それかGOEの幅をもっと広げるとか、してほしいですよね~。
ジェイソン・ブラウンはとっても親日家
ジェイソンくんは、twitterでも度々日本語を交えてツイートしてくれるくらい、とても親日家です。
SERIOUSLY excited for the 1st day of summer training!! 😏🎉☀️⛸ 今日はトロントでの最初の夏のトレーニングは、クリケットクラブでメドちゃんといっしょ!❤️⛸✨🇨🇦 pic.twitter.com/gcgwNvZh7x
— Jason Brown (@jasonbskates) June 18, 2018
ちょっとぎこちない日本語だけど、そこがまた応援したくなってしまう!!
ジェイソンくんが日本を好きになったきっかけって何だったんでしょう?
2010年にジュニアGPシリーズで軽井沢の大会に出たんです。僕が初めて日本を訪れた機会でした。その時に日本の文化に触れ、日本のファンの応援の温かさを知り、恋に落ちてしまったんです。
大学でも日本語を学んでいるそうです。
NHK杯での羽生選手へのメッセージも日本語で
2017年のグランプリシリーズNHK杯。
羽生結弦選手が公式練習中に4ルッツの着地に失敗し、右足関節外側靱帯損傷のケガをし欠場しました。
そんなときにキス&クライで手書きのメッセージを送ってくれたジェイソンくん。
The competition wasn't the same without Yuzuru tonight, but wishing him the most speedy recovery!! ゆずる選手がいない大会はいつもと雰囲気が違った。。。早く良くなりますようにお祈りしています。❤️✨🤞🙏🇯🇵 pic.twitter.com/44DI9ACvup
— Jason Brown (@jasonbskates) November 10, 2017
大学で習った日本語で、頑張って書いてくれたんですかね~。
なんか日本人として嬉しいですよね。
フィギュアファンやってよかった・・・! という一幕でした。
ジェイソン・ブラウンのオリンピック
ソチオリンピック
2013-2014シーズンからシニアに参戦しているジェイソンくん。
シニアに上がった勢いそのままに、2014年はソチオリンピックに出場しました!
ソチのプログラム
- SP「The Question of U」(プリンス)
- FS「Reel Aronund The Sun」(リバーダンスより)
団体戦
団体戦では、フリーに出場しました。
回転不足を取られたり、転倒もありましたが、がんばりました。
[st-midasibox title=”団体戦フリー” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold”]
技術点:75.45
構成点:79.22
減点:1.00
合計:153.67 4位
[/st-midasibox]
このジェイソンくんのがんばりもあり、アメリカは団体戦で銅メダルを獲得しました!
おめでとう!
懐かしいですよね~、ソチ。
男女のシングルでソチに出てたアメリカの選手、誰も平昌には出てないんですよねぇ・・・。
個人戦
個人戦の結果は総合で9位でしたが、4回転なしでの9位!
上位1~8位で他に4回転を組み込んでいないのは、ジェレミー・アボットだけでした。
点数の詳細は以下のとおりです。
ショートプログラム
- 技術点 45.39
- 演技点 40.61
- 合計点 86.00
- 順位 6位
フリースケーティング
- 技術点 68.09
- 演技点 84.28
- 合計点 152.37
- 順位 11位
ショートはノーミスです。素晴らしい!
フリーではちょこちょこミスが出ましたが、リバーダンスは今でも記憶に残るプログラムですねぇ。
平昌オリンピック
平昌オリンピックを控えた2017年にはグランプリファイナルに初めて出場し、
こりゃーまたオリンピック行くでしょ、と思っていたら。
全米選手権で6位に沈んでしまいました・・・。
ちなみに上位5人は以下のとおりです。
1位 ネイサン・チェン
2位 ロス・マイナー
3位 ヴィンセント・ジョー
4位 アダム・リッポン
5位 グラント・ホッホスタイン
この中から平昌オリンピックへ派遣が決まったのは、ネイサン、ヴィンセント、アダムでした。
ジェイソンくんは落選しました。
ちなみに、アメリカのオリンピック派遣選手の選考については、織田信成さんの著書にこんな風に書いてあります。
オリンピック選手の選考については、「全米選手権上位5人入賞者」「グランプリファイナル出場者」「世界選手権出場者」など、いくつかの基準を設けてふるいにかけて選手を絞っていくのですが、やはり全米選手権での結果が重視されます。
「フィギュアほど泣けるスポーツはない」より
この条件で考えると、「全米選手権上位5人入賞者」に入れなかったことが大きいのでしょうか。
ジェイソンくんは、落選を受けて6週間も悲しみの中にいたそうです。
このシーズンのフリーで使われていた「Innner Love」がとても素敵な曲でしたよね。
ジェイソンくんのために作られた曲なだけあって、とてもジェイソンくんに合っていましたし。オリンピックで見られないのはとっても残念でした。
クリケットクラブへ移籍
2018-2019シーズンよりクリケットクラブへ移籍することになったジェイソンくん。
クリケットクラブといえば、ブライアン・オーサーコーチの所属するクラブです。
ブライアン・オーサーといえば、そう! 羽生結弦選手のコーチです。
つまり! ジェイソンくんは羽生結弦選手とチームメイトになるということです!
2018-2019シーズンからクリケットクラブへ移籍するのは、他にこの2選手です!
- エフゲニア・メドベージェワ
- ボーヤン・ジン(金博洋)
熱い・・・!
クリケットクラブが熱すぎる! うわー
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ジェイソンくん、オーサーコーチの元で4回転を習得するのでしょうか・・・!?
ワクワク。
最後に:ジェイソンくんの北京オリンピックに期待!
羽生結弦選手とは、誕生日がたった8日違いのジェイソン・ブラウン選手。
羽生選手も、ジェイソンくんも、きっと北京オリンピックが最後のオリンピックになるでしょう。
平昌にいけなかった分、北京オリンピックで全てをぶつけてほしいです!


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