皆さん、特急サンダーバードについてはご存じですか？
この列車を知ったきっかけは、北陸出身の大学の友人が「サンダーバードが鹿と衝突して大変だった」と話していたことでした。
四国出身の私にとって、サンダーバードの話やそんな事件はとても新鮮で、驚きばかりでした（笑）
北陸への旅行を計画している私は、サンダーバードで快適に過ごすために、便利な設備を調べてみることにしました！
【対象となる方々】
- サンダーバードを利用予定の方
- 列車旅で快適な時間を過ごしたい方
サンダーバードのグリーン車、全席に電源設備完備！
旅の快適さを追求するには様々な方法がありますが、グリーン車の選択は賢明な判断です。
サンダーバードのグリーン車は、洗練された内装と快適性で評価が高く、2015年には内装のリニューアルが行われ、座り心地が向上しました。ぜひ実際に体験してみたいものです。
サンダーバードのグリーン車、各席に電源設備を装備
長旅では、ノートパソコンでの作業や、スマートフォンで情報を調べたり、ゲームを楽しんだりと、様々な過ごし方がありますね。
そんな時、大切なのが各座席に設置されている電源の有無です。
サンダーバードのグリーン車では、座席ごとに手元付近に電源が備え付けられています。
【注意点】
ただし、「※最新型車両に限る」とあり、一部の車両には電源がない場合もあります。683系4000番台や681系リニューアル車両では設備されていますが、電源が必須の場合は、事前に確認が推奨されます。
電源の供給容量は小型電子機器の充電向け
サンダーバードの電源はパソコン用に設計されており、約100V 1.5Aの供給が可能です。これにより、スマートフォンやゲーム機などの小型機器を充電できます。
【注意点】
ただし、緊急時には電源が切れる可能性があるため、データのバックアップは欠かせません。
サンダーバードのグリーン車では、ほとんどの席で各種デバイスを充電できることが分かり、移動中も時間を有効活用できるでしょう。
サンダーバード特急グリーン車の料金と過去の特典サービス終了について
サンダーバード特急のグリーン車は全席に電源が備わっていることが確認できましたが、その快適さを享受するためにはどの程度の料金がかかるのでしょうか？
サンダーバード特急の料金について
こちらは大阪駅から金沢駅までの料金の一例です（2024年1月現在）。
＊料金は乗車券と特急券の合計です。
【所要時間】
- 2時間44分
【自由席料金】
- 大人：7,260円
- 子供：3,630円
【指定席料金】
- 大人：7,790円
- 子供：3,890円
【グリーン車料金】
- 大人：11,450円
- 子供：7,820円
指定席と比較してグリーン車は約3,660円高くなりますが、提供される快適なシートピッチや電源など、その価値は十分にあります。
ビジネスでの出張、プライベートでのゆったりした旅、混雑する時期でも快適に過ごしたい方にとって、グリーン車は魅力的な選択肢です。
また、グリーン車ではブランケットも提供され、温度調整が可能である点も魅力の一つです。
以前提供されていた特典サービスの終了
過去にサンダーバード特急グリーン車の利用者向けに提供されていた特典アプリや雑誌読み放題サービスは、2021年3月末に終了しました。利用状況が良くなかったため、これらのサービスは終了となりました。
割引クーポンや多数の雑誌が楽しめるサービスは、乗客にとっては魅力的でしたが、新型コロナウイルスの影響もあり利用者は少なかったようです。新しい特典サービスが始まれば、サンダーバードでの旅はさらに楽しくなるでしょう。
サンダーバード特急グリーン車の座席配置について
グリーン車の快適性については理解していただけたと思いますが、座席の配置はどうなっているのでしょうか。一緒に見てみましょう。
グリーン車の座席レイアウト
サンダーバードのグリーン車では、2列と1列の座席レイアウトが採用されています。
ビジネスで利用する方や、一人でのんびり旅をしたい方には、1列のシートがとても快適な時間を過ごせる空間を提供します。
【補足】列車編成に関して
サンダーバードは基本的に9両編成で運行されており、グリーン車は1号車に設置されています。しかし、混雑する時期には大阪から金沢まで12両編成になることもあります。
さらに、自由席や指定席では、コンセントが全席にあるわけではなく、車両の最前列と最後列にのみ設置されています。
3号車には女性専用席があり、女性および同伴する小学生以下の男の子が利用できます。
サンダーバードでは、乗客一人ひとりのニーズに応えるための様々な配慮がなされています。
サンダーバード特急グリーン車での利用可能なアメニティと存在しないサービス
サンダーバードのグリーン車では、全席に電源を提供していることが確認されています。それに加えて、どのような設備が用意されており、どのようなサービスが提供されていないのかも見てみましょう。
① 折りたたみ式テーブル
グリーン車の各座席には、アームレスト内に収納された折りたたみ式のテーブルがあります。これにより、ノートパソコンの使用や食事をする際に必要なスペースを提供します。
② トイレ
グリーン車の後部には、男女共用と男性専用のトイレが設けられています。
③ 通話ブース
ビジネス利用者向けに、乗車中の電話に便利な小さな通話ブースが設置されています。これにより、緊急の通話やプライベートな会話も可能です。
④ Wi-Fiサービス
2022年10月1日より、サンダーバードでは無料Wi-Fiが利用可能になりました。ただし、移動中の電波の状態により、通信品質は変動する可能性があります。
このサービスは特に訪日外国人旅行者の利便性向上を目的としています。
【存在しないサービス】自動販売機・車内販売
過去に提供されていた自動販売機や車内販売は、2022年5月末をもって終了しました。乗車前に飲食物を購入しておく必要があることを覚えておきましょう。
サンダーバード特急グリーン車利用のまとめ
- サンダーバードのグリーン車には全席電源が完備されています。
- グリーン車利用の料金は指定席よりも高額ですが、提供されるサービスを考慮するとその価値はあります。
- 特定の特典サービスは2021年3月末に終了しています。
- 座席配置は2列＋1列で、快適な旅行が可能です。
- 車内での飲食には事前の準備が必要です。
北陸地方は、自然や文化遺産、伝統工芸、美食など魅力あふれる地域です。これらを訪れる際には、サンダーバード特急のグリーン車を利用して快適な旅をお楽しみください。
コメント