パソコンのそばに加湿器を置くとトラブルの原因になる?安全な設置距離と水分の粒度について

冬になるとオフィスの空気は特に乾燥して、多くの人がデスクに加湿器を置きたくなります。ですが、その際に心配になるのが、「パソコンが水分で故障してしまわないか?」ということですね。

加湿器を近くに設置することで、パソコンに何か問題が起こる可能性があると思うと、加湿の必要性も感じつつ、故障したら大変というジレンマに陥ります。

特に私の場合、このパソコンがないと仕事ができないので、壊れてしまうわけにはいきません。

しかし、結論から言えば、加湿器をパソコンのそばで使っても、必ずしも故障するわけではありませんが、リスクは完全にゼロではないということです。

目次

パソコンへの加湿器の影響について

冬場の乾燥はかなり厳しいものがあります。暖房をつけ続けることで、乾燥した空気は肌や喉にとって良くありません。そのため、加湿はとても大切になります。

最適な解決策としては、やはりデスクに卓上加湿器を置くことです。美容や健康に対する意識が高まっている今、市場にはさまざまな加湿器が出ています。

ただ、パソコンの近くに加湿器を置く際には、いくつかのリスクがあります。その一つが、加湿器からの水分がパソコンに悪影響を及ぼす可能性です。

ただし、「パソコン+加湿器=故障」と単純にはいかないものの、加湿の度合いによっては、故障のリスクを考えなければなりません。

パソコン使用時の加湿器配置はどうあるべき?安全距離と湿気の問題について

寒い時期になると、オフィスの空気は特に乾燥し、多くの人がデスクに加湿器を置いて湿度を保とうとします。しかし、この際気になるのは「加湿器からの水蒸気でパソコンが故障しないか?」という点です。

加湿器を近くに置くとパソコンが故障する可能性があると心配されがちですが、実際には加湿器をパソコンのそばで使っても、それが原因で壊れることは必ずしも多くありません。

では、加湿器によるパソコンへの影響について見ていきましょう。

加湿器からパソコンへの影響は?

まず、冬の乾燥する空気は私たちの肌や喉にとっても厳しいものです。暖房をガンガンに効かせると、その乾燥はさらに進みます。そこで、加湿は必要不可欠になりますが、パソコンにとってはどうでしょうか?

日本のように湿度が高めの地域で使われることを想定して設計されたパソコンは、一定の湿度変化には耐えることができます。実際、梅雨や夏の高湿度時期にパソコンが故障する事例はそれほど報告されていません。

それでも、非常に湿度が高い状態が長く続けば、パソコンの故障リスクは上がります。しかし、冬場の室内で使う加湿器からの湿気でパソコンがすぐに壊れることはあまりありません。

加湿器使用時の修理依頼増加について

加湿器を多用する時期にパソコンの修理依頼が増えるという話もありますが、これは直接的な因果関係があるわけではないかもしれません。

エアコンなどで室内の湿度は一定に保たれているため、過度な加湿による故障はそれほど心配しなくても良いかもしれません。

安全な湿度レベルは?

パソコンのそばに加湿器を置く場合の安全な湿度レベルについては一概には言えませんが、実際には梅雨時のような高湿度でもパソコンは問題なく動作することが多いです。

通常、湿度が50〜60%程度であれば、パソコンに影響はほとんどありません。

最終的には、湿度よりも他の要因がパソコンへの影響をもたらす可能性が高いため、適切な加湿を心がけると同時に、過度な心配は不要かもしれません。

パソコンと加湿器の使用における注意点

パソコンの近くで加湿器を使用する際には、いくつかのリスクが考えられますが、特に注目すべきは次の2点です。

☆パソコン内部での結露

寒い季節に室内の湿度が上がると、パソコン内部で結露が生じる可能性があります。これは、空気が冷えることによって保持できる水分量が減り、水滴が形成される現象です。

パソコンが冷たい場所に置かれている場合、特に窓際などでは結露が起きやすくなりますが、室内が適切に温められていれば、内部での結露はあまり心配ありません。

☆水蒸気の内部侵入

もう一つの懸念は、パソコンのファンが湿気を多く含んだ空気を吸い込み、それが内部に送り込まれることです。

しかし、湿度や水蒸気が直接的な故障の原因となるならば、日本の梅雨時や湿度が高い時期にパソコンの故障が頻発するはずですが、実際にはそうではありません。このリスクは水蒸気が実際に内部に達するかどうかに大きく依存します。

これらのリスクを踏まえた上で、加湿器をパソコンの近くで使用する場合は、適切な位置選びと使用法に注意することが重要です。

パソコンを暖かい場所に置き、加湿器から適切な距離を保つことで、潜在的なリスクを最小限に抑えられます。

超音波式加湿器の使用時の配慮

ひらめき

加湿器の種類によっては、パソコンに対する影響が異なります。特に、水蒸気を放出するタイプではなく、細かい水滴を放出する超音波式加湿器を使用する場合、注意が必要です。

このタイプの加湿器は、水を微細なミストに変えて空中に放出します。これらの水滴が直接パソコンに触れると、損傷のリスクが高まります。

また、水滴はすぐには蒸発せず、集まりやすいため、超音波式加湿器の取扱説明書には電子機器の近くでの使用を避けるよう記載されていることが多いです。

しかし、多くのUSB接続の小型卓上加湿器が超音波式であるにも関わらず、パソコンに直接接続して使用されることが一般的です。

この矛盾を避けるためには、パソコンの近くで加湿器を使用する際は、超音波式を避けるか、少なくともパソコンから一定の距離を保って使用することが勧められます。

パソコンと加湿器、適切な距離感とは?

パソコンと加湿器の間に設けるべき距離に明確な基準はないものの、加湿器から放出される水蒸気がパソコンに直接届かないようにすることが推奨されます。

これは、水蒸気がパソコンの部品に直接接触することを防ぐためです。超音波式の加湿器でなくても、水蒸気が直接パソコンに当たらない距離であれば基本的には安全です。

もしパソコンが湿気で濡れるようなことがあれば、加湿器をもう少し離して設置するなど、使い始めには距離の調整が必要になるかもしれません。

超音波式の加湿器を特に好む場合は、吹き出し口をパソコンの反対側に向け、水滴がパソコンに直接当たらないようにすることが大切です。それでも、超音波式を使用する際は注意が必要です。

パソコンを使用しながら加湿器を使う場合、超音波式は避けた方が無難でしょう。

加湿器の種類と特徴

市場には大きく分けて「超音波式」「スチーム式(加熱式)」「ハイブリッド式(加熱気化式)」「気化式」という4種類の加湿器があります。

この中で、「ハイブリッド式(加熱気化式)」「気化式」は水の粒子をフィルターで細かくしており、パソコンの近くで使用しても安全だと言えます。

まとめ

加湿器の使用が直接パソコンを故障させるわけではありませんが、どのタイプの加湿器を選ぶにせよ、過度に湿度を高めることはパソコンにとってリスクを伴います。

特に、水滴を放出する超音波式加湿器は、パソコンをはじめとする電子機器に対して故障のリスクを高めるため、注意が必要です。

パソコンのそばで加湿器を使用するなら、「ハイブリッド式(加熱気化式)」「気化式」のように細かな水蒸気を発生させるタイプがおすすめです。

これは、水滴が機器に直接触れる可能性が低く、細かい粒子であるため安全とされています。

適切な加湿器を選んで、乾燥した季節もパソコンと共に快適に過ごしましょう。

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