もう失敗しない♪ふっくら柔らか!ぶりの照り焼き完全ガイド

毎日の食卓にぴったりな「ぶりの照り焼き」。でも、作ってみたらお魚が固くなってしまった…そんな経験はありませんか?

この記事では、初心者さんでも失敗しにくく、ふっくらおいしく仕上がるテクニックを、やさしい言葉でていねいにご紹介します。

目次

最初に知っておきたい!ぶりの照り焼きが固くなる理由とは?

多くの家庭で起きている“ありがち失敗”のパターン

お魚を焼くときに「しっかり火を通さなきゃ」と思って、つい長く加熱してしまう方も多いです。でも、これがブリが固くなる大きな原因になってしまいます。

火の通しすぎは身をギュッと締めてしまい、中の水分が逃げてしまうんです。その結果、ふっくらジューシーな仕上がりから遠ざかってしまいます。

また、火加減が強すぎるのも失敗のもと。中まで火が入る前に表面だけが焦げてしまい、慌てて火を弱める…そんな経験、ありませんか?

こうした「慣れないからこそやってしまう」失敗は誰にでもあることなので、しっかりコツを知っておくことが大切です。

固くなったブリの見た目や食感の特徴

表面が白っぽく乾いてパサパサになっていたり、口に入れると噛みにくく、ボソボソとした食感だったり…。これが、加熱しすぎたブリの典型的な状態です。

本来の脂の甘みや旨みが飛んでしまい、味わいが薄くなってしまうのも残念なところです。

さらに、焼きすぎたブリはタレの絡みも悪くなりがちです。味が染み込まず、表面に浮いてしまうような印象になるので、せっかくの照り焼きの魅力も半減してしまいます。

天然ぶりと養殖ぶりで仕上がりが変わる理由

天然ぶりは身がしっかり引き締まっていて、脂が少なめの傾向があります。そのため、加熱するとどうしても硬くなりやすい一面も。ただ、引き締まった食感が好きな方には好まれることも多いです。

一方、養殖ぶりはエサの管理がされている分、脂がたっぷりのっているのが特長。

火を通してもふんわりジューシーに仕上がりやすいので、初心者さんには扱いやすいかもしれません。どちらにも良さがあるので、用途や好みに応じて選ぶのがベストです。

ぶりの選び方でも仕上がりが変わるって本当?

キッチングッズ

スーパーで迷わない!良質なぶりの見分け方

新鮮なぶりを選ぶときは、まず見た目をチェックしましょう。身の色が鮮やかで透明感のあるピンク色をしているものが良質な証拠です。赤黒く変色していたり、全体的にくすんでいるものは避けた方が無難です。

また、パック内にドリップ(赤い水分)が多く出ているものは、鮮度が落ちている可能性があります。できるだけドリップの少ないものを選びましょう。

皮目がつやっとしていて、光沢があると新鮮な証。指でそっと押してみて弾力があるものや、においが生臭くないかもチェックすると安心です。

時間があるときは、魚売り場の方に「今日いちばん新しい切り身はどれですか?」と聞いてみるのもおすすめ。ちょっとした声かけで、より良いお魚に出会えることがあります。

旬のぶりとそうでない時期の違い

ぶりのいちばんおいしい季節は冬(12〜2月ごろ)。この時期に水揚げされるぶりは「寒ぶり」と呼ばれ、脂がたっぷりのっていて濃厚な旨みが楽しめます。

照り焼きにすると、脂の甘みが引き立って、とてもジューシーな仕上がりになります。

一方、春〜秋にかけては脂が少なめになるため、あっさりとした味わいに。好みによっては、さっぱり食べたい時期にぴったりかもしれません。

旬の時期は値段も手ごろになることが多いので、コスパの面でもおすすめですよ。

刺身用と加熱用、どちらを選ぶべき?

ぶりの切り身には「刺身用」と「加熱用」があります。照り焼きにする場合は、基本的には加熱用を選べばOK脂のバランスが調整されていて、焼いたときにちょうどよい仕上がりになるようになっています。

ただし、刺身用のぶりでも美味しく調理できます。特に新鮮なものは身がしっとりとしており、焼いてもふっくらしやすいです。ただ、刺身用は脂が少なめなこともあるため、焼きすぎには注意が必要です。

お買い得な刺身用があれば、それを使っても十分おいしくできますよ。その場合は、少し厚めにカットして、火を通しすぎないよう気をつけて調理してみてくださいね。

ふっくら食感のカギ!下ごしらえのポイント

臭みを取って旨味を引き出す下処理とは?

ぶりは独特のにおいがあるため、調理前の下ごしらえがとても大切です。まずは表面のぬめりや血合いを水で軽く洗い流し、キッチンペーパーで丁寧に水気をふき取りましょう。

次に、ぶりをお湯にくぐらせる「霜降り」がおすすめです。80℃くらいのお湯をかけることで、表面が白くなり、余分な脂や臭みが落ちて、味わいがぐっと上品になります。このひと手間で、仕上がりに差が出ますよ♪

ブリを柔らかくするための塩・時間の使い方

下味として塩を軽くふって10分ほどおいておくと、余分な水分や臭みが引き出されます。そのあと、ペーパーでしっかり拭き取ることがポイントです。

さらに、みりんなどを使った漬け込みも◎。下味をしっかりつけることで、焼いたときに中まで風味がしみて、ふっくらジューシーな仕上がりになります。

切り身の厚さや大きさにも注意しよう

照り焼き用の切り身は、厚さ2cm程度がベスト。厚すぎると火が通りにくく、薄すぎるとすぐに火が入りすぎて固くなってしまいます。

また、切り身の大きさがバラバラだと、焼きムラの原因に。できれば均一なサイズを選ぶか、家庭で切り分けて調整しておくと、失敗が少なくなりますよ。

冷凍ぶりでもふっくら仕上がる?解凍のコツ

家事が出来ずにお手上げしている主婦

冷凍ぶりをおいしく戻すには?

冷凍のぶりを使う場合は、解凍方法がとっても大事です。おすすめは、冷蔵庫でゆっくり自然解凍する方法。半日〜一晩かけてゆっくり戻すことで、水分が抜けにくく、ふっくらとした食感を保てます。

解凍時にやってはいけないNG行動

電子レンジの解凍機能で一気に戻してしまうと、部分的に火が通ってしまい、パサついた仕上がりになりやすいです。また、常温で放置するとドリップが出て旨味が逃げてしまいます。

解凍中は密閉袋に入れて、キッチンペーパーを敷いたバットの上などに置くと、ドリップを吸ってくれて臭みも防げますよ。

冷凍ぶりで作るときの火加減のポイント

解凍したぶりは、通常の生のぶりよりもやや水分が抜けているので、火の通りが早くなります。焼きすぎると固くなる原因になるため、通常より少し弱めの火加減を意識しましょう。

焦げやすいので、タレを入れるタイミングも慎重に。ぶりに火が通ったあとでタレを加え、弱火でじっくり絡めるのがコツです。

固くならない!ふっくら仕上げの調理テクニック

フライパン調理で大事な「火加減」と「タイミング」

ふっくら照り焼きを作るには、火加減が命。強火で一気に焼くと中まで火が通る前に表面が焦げてしまい、固く仕上がってしまいます。おすすめは「中火〜弱火」をうまく使うこと。

最初は中火で皮目を焼き、焼き色がついたら裏返し、その後は弱火にしてじっくり火を通します。火が強すぎると身が縮むので、表面をカリッと焼いたら、優しく火を入れるよう意識しましょう。

中はふっくら、表面パリッと焼き上げるコツ

皮目をパリッとさせたいときは、最初にしっかり焼きつけることが大切です。フライパンをしっかり熱してから油を引き、ぶりの皮目から焼いていきましょう。

焼く時間の目安は、皮目が3分、裏面は2分程度。そのあとフタをして蒸し焼きにすることで、中までふっくら仕上がります。蒸気の力で火を通すと、パサつきにくくなりますよ。

固くなっても大丈夫!美味しくリメイクする方法

再加熱してふっくら感を取り戻すには?

もしぶりが固くなってしまっても、あきらめないでくださいね。コツを押さえれば、ふっくら感を少し取り戻せることもあります。

再加熱するときは、電子レンジでラップをかけて蒸し焼き風に。

また、フライパンで少量の水と一緒に加熱するのも◎。ふたをして蒸し焼きにすることで、パサつきを抑えられます。

丼ぶり・パスタ・サラダに!残り物のアレンジ術

固くなったぶりは、ほぐしてアレンジするとおいしく活用できます。たとえば、温かいごはんにのせて「ぶり照り丼」にしたり、ゆで野菜やごまダレと合わせて「ぶりサラダ」にしたり。

冷めてもおいしいので、お弁当のおかずにもおすすめです。

また、細かくほぐしてパスタソースに加えると、和風ぶりパスタに早変わり。マヨネーズやポン酢と合わせて和え物にするのも簡単で美味しいですよ♪

食べきれない時の保存と活用法

ぶりの照り焼きが余ったときは、冷蔵・冷凍保存を上手に活用しましょう。冷蔵庫での保存は2〜3日が目安。保存容器に入れてしっかりふたをしておけば、翌日のお弁当にも便利です。

長期保存したいときは冷凍がおすすめ。1切れずつラップで包み、ジッパー付き袋に入れて保存しましょう。食べるときは冷蔵庫でゆっくり解凍し、電子レンジで温めれば、作りたてのような味わいが楽しめます。

失敗しないためのQ&A!ふっくら仕上げの疑問を解決

「味が濃すぎる」「パサついた」…よくある質問と対策

Q. 味が濃くなりすぎてしまいます…

A. タレを煮詰めすぎたり、絡めすぎると味が濃くなりやすいです。
最初にタレを加える量を半分にし、様子を見ながら調整するのもおすすめです。

Q. 身がパサパサで美味しくない…

A. 焼き時間が長すぎたり、火が強すぎるとパサつきの原因に。
中弱火でじっくり火を通し、仕上げはフタをして蒸し焼きにするのがコツです。

厚切りのぶりでも火を通しすぎないコツ

厚切りのぶりは加熱時間が必要なので、焦らずじっくり火を入れることが大切です。皮目を焼いたあと、裏返してからはフタをして弱火で蒸し焼きに。

また、厚みがある分だけ中が生焼けになりやすいので、竹串を刺して透明な汁が出てくるか確認するのも安心のポイントです。

ぶりの照り焼きに合う付け合わせは?

ごはんとの相性はもちろん、副菜に「大根おろし」や「小松菜の煮浸し」などのさっぱり系を添えると、味のバランスが良くなります。

和風のおかずだけでなく、ポテトサラダやゆでブロッコリーなどの洋風おかずも実は好相性。いろいろな組み合わせで楽しんでみてくださいね♪

まとめ|コツさえつかめば、誰でもふっくら照り焼きに!

ひらめき

ぶりの照り焼きは、ちょっとしたコツを知るだけで、誰でも簡単にふっくらジューシーに仕上げることができます。

「加熱のしすぎに注意する」「下ごしらえを丁寧にする」「タレのタイミングを見極める」この3つを意識するだけで、ぐんと美味しくなりますよ。

今回ご紹介したポイントをぜひ参考にして、ご家庭の定番レシピに加えてみてくださいね。

相性抜群!副菜・汁物の組み合わせ

ぶりの照り焼きは味がしっかりしているので、シンプルな副菜と合わせるのがポイント。たとえば「ほうれん草のおひたし」や「冷ややっこ」「かぼちゃの煮物」など、あっさりしたおかずがぴったりです。

汁物は「豆腐とわかめの味噌汁」や「大根と油揚げのすまし汁」など、やさしい味わいのものがおすすめ。栄養バランスもばっちりになりますよ。

ごはん・お弁当との相性と盛り付け例

白いごはんとぶりの照り焼きの相性は、言うまでもなく抜群!タレがご飯に絡むと、それだけでごちそうになります。

お弁当に入れるときは、しっかり冷ましてから詰めるのがポイント。小分けにして冷凍保存しておけば、忙しい朝でも時短になります。彩りとして、ゆで卵やミニトマト、ブロッコリーなどを添えると、見た目もぐっと華やかに。

栄養バランスも考えた献立の工夫

ぶりにはたんぱく質やDHA・EPAが豊富に含まれていますが、ビタミンや食物繊維は不足しがち。副菜で野菜をたっぷり取り入れることで、栄養バランスがぐんと良くなります。

ご飯を雑穀米にしたり、スープに根菜を加えたり、ひと工夫で体にやさしい献立が完成します。食卓全体のバランスを意識すると、家族みんなが喜ぶ健康ごはんになりますよ♪

クックパッドで人気の“ふっくら照り焼き”レシピ

クックパッドでは、たくさんの方がぶりの照り焼きレシピをシェアしています。なかでも人気なのが、「タレを先に煮詰めてから絡める」スタイル。

この方法だと、タレがしっかり濃厚に仕上がるので、お弁当やご飯のおともにぴったり。気になるレシピをいくつか試してみて、自分好みの味を見つけてくださいね♪

作り置きにも◎照り焼きアレンジ(弁当・冷凍保存OK)

ぶりの照り焼きは、作り置きにも向いているメニューです。冷蔵庫で2〜3日ほど保存が可能で、冷めてもおいしいのでお弁当にも大活躍!

冷凍する場合は、粗熱を取ってから1切れずつラップで包み、密閉袋に入れて冷凍庫へ。解凍後にレンジで温めれば、いつでもふっくら照り焼きが楽しめます♪

フライパン調理で大事な「火加減」と「タイミング」

ふっくら照り焼きを作るには、火加減が命。強火で一気に焼くと中まで火が通る前に表面が焦げてしまい、固く仕上がってしまいます。おすすめは「中火〜弱火」をうまく使うこと。

最初は中火で皮目を焼き、焼き色がついたら裏返し、その後は弱火にしてじっくり火を通します。火が強すぎると身が縮むので、表面をカリッと焼いたら、優しく火を入れるよう意識しましょう。

中はふっくら、表面パリッと焼き上げるコツ

皮目をパリッとさせたいときは、最初にしっかり焼きつけることが大切です。フライパンをしっかり熱してから油を引き、ぶりの皮目から焼いていきましょう。

焼く時間の目安は、皮目が3分、裏面は2分程度。そのあとフタをして蒸し焼きにすることで、中までふっくら仕上がります。蒸気の力で火を通すと、パサつきにくくなりますよ。

冷凍ぶりをおいしく戻すには?

冷凍のぶりを使う場合は、解凍方法がとっても大事です。

おすすめは、冷蔵庫でゆっくり自然解凍する方法。半日〜一晩かけてゆっくり戻すことで、水分が抜けにくく、ふっくらとした食感を保てます。

解凍時にやってはいけないNG行動

電子レンジの解凍機能で一気に戻してしまうと、部分的に火が通ってしまい、パサついた仕上がりになりやすいです。また、常温で放置するとドリップが出て旨味が逃げてしまいます。

解凍中は密閉袋に入れて、キッチンペーパーを敷いたバットの上などに置くと、ドリップを吸ってくれて臭みも防げますよ。

冷凍ぶりで作るときの火加減のポイント

解凍したぶりは、通常の生のぶりよりもやや水分が抜けているので、火の通りが早くなります。焼きすぎると固くなる原因になるため、通常より少し弱めの火加減を意識しましょう。

焦げやすいので、タレを入れるタイミングも慎重に。ぶりに火が通ったあとでタレを加え、弱火でじっくり絡めるのがコツです。

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