1996年に登場して以来、瞬く間に人気を博したデジタルペット「たまごっち」。ですが、このゲームの最初の版には一定の「寿命」が設けられていたこと、知っていますか?
新しいバージョンが次々と発売される中、初版は特に人気が高く、手に入れるのが困難なほどでした。
私自身、10歳のときに家族と一緒にたまごっちを手に入れようと頑張った記憶があります。
手に入れた後、夢中で育てたものの、最終的に寿命を迎えてしまったのは、なんとも悲しい経験でした。
確かに、初版たまごっちは「寿命」が設定されており、その後のバージョンではこの概念が一時的に取り除かれました。
「寿命」とは具体的にどういうものだったのか、育て方やレアキャラに関する情報も含め、詳しくご紹介します。
家族や子どもたちとたまごっちの話で盛り上がりましょう!
初版たまごっちには「寿命」があった?
初版たまごっちは、1996年11月に発売され、大ヒットしました。
ゲームは「たまご」からスタートし、「べびっち」が誕生します。
その後、「べびっち」からは育て方によって「まるっち」、「たまっち」、または「くちばしっち」に変わり、最終的には7種類の「アダルトっち」に成長します。
学校から帰ってきたらたまごっちが亡くなっていることに驚いた経験は、今でもはっきりと覚えています。
おそらく皆さんの中にも似たような経験をされた方がいるでしょう。
「寿命」とは、たまごっちがリアルタイムで1日ごとに1歳歳を取り、一定の年齢になると病気にかかりやすくなるというものでした。
病気になると、注射をして治療する必要があり、食事の量も減少し、最終的には亡くなります。
このシステムは、当時の子どもたちにとって衝撃的で、否定的な影響を与えかねないと考えられていました。
初版たまごっちは元々女子高生をターゲットにしていましたが、次第により若い世代にも人気が広がりました。
2009年に発売された「Tamagotchi iD」では、寿命の代わりに置手紙で去っていくという仕様が導入されました。これは子どもたちへの配慮からの変更でしたが、寿命を無くすことに対する賛否両論がありました。
2017年には「祝20しゅーねん!たまごっち」として、初版の復刻版が発売され、再び「寿命」の概念が取り入れられました。
これには賛否が分かれますが、初代ファンにとっては懐かしい感じがします。
一生懸命に育てたたまごっちが寿命を迎えるのは、ある意味で報酬のようなものです。
しかし、子どもたちにとってはショックな出来事かもしれませんね。
たまごっちは様々なバージョンが発売されており、「寿命」の有無もモデルによって異なります。子どもたちと相談しながら選ぶのも楽しいですね。
初代たまごっちの長生きのコツ!
初代たまごっちでは、育て方次第でキャラクターの寿命を伸ばすことができます。
このバージョンには隠しキャラクターも含めた7つの成長したキャラクターがおり、それぞれ寿命が異なりますが、具体的な寿命の長さは明らかにされていません。大切なのは、育成方法によってどのキャラクターに成長するかが決まるということです。
適切なケアを施せば、長生きするキャラクターに育てることが可能です。
例えば、「まめっち」は約20~24歳まで生存するとされ、これに育て上げるには次のようなステップが必要です。
- 定期的な世話
- 3時間ごとに満足度と幸せ度を最大限に保つ
- しつけ度を100%にする
この条件を満たさなければ、「まめっち」に成長させることはできません。
「まるっち」から「たまっち」へと成長する段階で、しつけ度を100%に保ち、常に満足度と幸せ度を維持することが、「まめっち」への成長への鍵です。
たまごっちの現状はチェックメーター画面で確認できるので、満足度、幸せ度、しつけ度をこまめにチェックし、適切な世話を心掛けましょう。
さらに、たまごっちがサインを送ってきたときは迅速に対応することも大切です。お腹が空いたり、遊びたがったりしたときのサインに注意してください。
育成は手間がかかるかもしれませんが、その分愛着も一層深まります。
学校にいて世話をできない間に、「まめっち」にすることができるか不安になったことがありますが、結局は家族がサポートしてくれました。実際には、母が最も世話をしてくれたと言っています(笑)。
「まめっち」だけでなく、他のキャラクターにもそれぞれ特有の成長条件があり、予想以上に難易度が高いものです。しかし、定期的なケアを心がけることで、「まめっち」は比較的育てやすいキャラクターであると言えます。
成熟してからも、引き続き世話をすることで、「まめっち」をより長生きさせることができるでしょう。
初代たまごっちに登場する全12キャラクター!
初代たまごっちには、「まめっち」や「くちぱっち」、「にょろっち」など、個性豊かな全12キャラクターがいます。それぞれが独自の特徴を持ち、プレイヤーを楽しませてくれます。各キャラクターをご紹介しましょう。
最初は「たまご」から
たまごっちの冒険は「たまご」から始まります。この「たまご」が成長の旅の出発点となります。
「べびっち」の誕生
最初に現れるのが「べびっち」です。
この小さな黒い丸い形のキャラクターは、食事をどれだけ与えても体重が増えない特徴があります。
次の段階である「まるっち」へと成長するまで、細かなケアが求められます。
「まるっち」へと変わる
「べびっち」から「まるっち」へ成長すると、口を開けたかわいらしい姿が現れます。この段階で全てのたまごっちは同じ姿になります。変化後すぐの体重は少し増え、この成長過程でさまざまな世話が必要になります。
「こどもっち」への成長
さらに成長すると、「こどもっち」になりますが、ここでは「たまっち」と「くちたまっち」の2タイプがあります。
しっかり世話をすれば「たまっち」に、世話を怠ると「くちたまっち」に変わる可能性があります。適切な世話をすることで、目指すキャラクターに育てることができます。
これらのキャラクターは初代たまごっちの世界を鮮やかに彩ります。愛情を持って世話をすることで、それぞれのキャラクターの成長を見守りましょう。
成人期のたまごっちには6つのキャラクターが!
たまごっちの成人期には、「まめっち」「ぎんじろっち」「マスクっち」「くちぱっち」「にょろっち」「たらこっち」の6つのユニークなキャラクターがいます。
☆まめっち
「まめっち」はリリース当初から人気の高いキャラクターで、そのかわいらしい見た目と、あまり手がかからない性格で知られています。
あまりわがままを言わず、病気にも強いため、頼りがいのある成人期のキャラクターと言えます。
- 朝9時に起きて、夜22時に寝る
- うんちは3時間ごと
- 年齢が上がるにつれて、気分が下がるスピードが早くなる
☆ぎんじろっち
ペンギンを思わせる愛らしい外見の「ぎんじろっち」は、キャラクターグッズでよく「べんべん」というフレーズを使っていることでも印象的です。
- 朝9時に起き、夜22時に寝る
- 日中は1〜2回程度わがままを言うことがあるが、比較的少なめ
- うんちは3時間ごと
☆マスクっち
ユニークなマスクをかぶり、がに股の姿が特徴的な「マスクっち」は、わがままで少し手がかかりますが、その個性的な見た目が魅力的です。
- 朝11時に起床、夜23時に就寝
- 1日に3〜4回わがままを言う
- うんちは3時間ごと
☆くちぱっち
「くちたまっち」と「たまっち」から成長する「くちぱっち」は、そのとぼけた表情が魅力です。
- 朝9時に起き、夜22時に寝る
- ほとんどわがままを言わない
☆にょろっち
蛇を連想させる見た目の「にょろっち」は、病気になりやすく、あまり人気はありませんが、興味深い特徴を持っています。
- 朝9時に起床、夜22時に就寝
- 日中は2〜3回病気になりやすい
- 病気ごとに最大4回の注射が必要
☆たらこっち
たらこ唇が特徴の「たらこっち」は、わがままで病気が多いキャラクターですが、「くちたまっち」から、または稀に「たまっち」から変身することがあります。
- 朝10時に起き、夜22時に寝る
- うんちは3時間ごと
これらのキャラクターたちは、たまごっちの成人期を彩る多様な存在です。それぞれに独特の成長過程と特性があり、育成の楽しみを深めてくれます。
隠れキャラ「おやじっち」の存在
驚くかもしれませんが、たまごっちの世界には、メインの6キャラクター以外にも隠れた成人期キャラクター「おやじっち」がいます。このキャラクターは、特徴的な一本髪と、独特の「おやじ」風外見で知られています。
もともとたまごっちが女子高生をターゲットにしていたことを考えると、「おやじっち」というユニークなキャラクターの存在は非常にシュールです。「おやじっち」に変身させるためには、いくつかの特定の条件を満たす必要があります。
- 「ますくっち」からの育成
- しつけレベルを25%に保つ
- 「おやじっち」になるためには、10歳から14歳まで生き延びる必要がある
- 長生きさせるためには、適度に空腹やトイレの世話を怠る必要がある
このような隠れキャラクターがいることが、たまごっち育成の楽しみをさらに深めてくれます。
実際に私も、「おやじっち」を何度か育て上げた経験があります。お世話を怠った結果、「にょろっち」になったこともありましたが、それが「おやじっち」への道だったのかもしれません。
これを聞いて、また初代たまごっちで遊びたくなりますよね。
手元に残っていない方も多いでしょうが、2017年には「祝20しゅーねん!たまごっち」が復刻版として発売されました。ただし、現在ではプレミア価格がついているため、手に入れるのが難しい状況です。
しかし、2022年11月23日には「Tamagotchi Smart アニバーサリーパーティーセット」が発売され、これには「たまスマカード」が付属しており、「まめっち」「くちぱっち」だけでなく、「ぎんじろっち」「マスクっち」も含めた初代キャラクターの育成が可能です。
親子で一緒に楽しむのにぴったりのセットです。2022年9月の価格は9,020円(税込)でした。
まとめ
初代たまごっちには寿命がありましたが、シリーズが進化するにつれて、寿命の概念が変わり、さまざまなお別れの形が登場しました。久しぶりにたまごっちを育てると考えるだけでワクワクします。
選べる種類も多く、どれを選ぶかも楽しみの一つです。たまごっちの世界へ再び飛び込み、育成の喜びを味わってみましょう。
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