iPhoneで「バックグラウンドでアップデートを完了中」と表示されたまま消えない原因と対処法

iPhoneをアップデートしようとした際、「バックグラウンドでアップデートを完了中」という表示がいつまでも消えず、困った経験がある方も多いのではないでしょうか。

同様の不具合は他のユーザーからもよく報告されており、早く解決したいという気持ちも理解できます。
ですが、まずは落ち着いて基本的な確認作業から始めることが重要です。

特に有効なのが、「iPhoneの再起動」と「安定したWi‑Fiへの接続」。
この2つの対処だけで改善するケースも少なくありません。

この記事では、よくある原因とその対応方法について、初心者にもわかりやすく解説しています。
一つずつ順番に試しながら問題を切り分けていきましょう。

「何日も経っても改善しない」「再起動しても変化がない」といった声もありますが、まずはiPhoneの電源をオフにし、再起動してみてください。

一時的なソフトウェアエラーやメモリの圧迫が原因となっている場合、再起動するだけで解消することがあります。

あわせてチェックしたいのが通信状態です。
Wi‑Fiが不安定な状態だと、アップデートファイルのダウンロードが途中で止まる可能性があります。
可能であれば、より安定した5GHz帯のWi‑Fiに接続してから再試行してみてください。

この2点は特に効果が高く、まず最初に実行すべき基本の対処法です。

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目次

iPhoneのアップデートが完了しない主な原因

アップデートが正常に終わらない背景には、いくつかの要因が考えられます。
以下に代表的なものを紹介します。

Appleのサーバーが混雑している

新しいiOSがリリースされた直後は、アクセスが集中してAppleのサーバーに負荷がかかります。
その影響で、認証処理(署名確認)が遅れたり、通信エラーが起きたりすることがあります。

このような場合はユーザー側では対応できないため、時間を置いてから再度試すのが最善策です。
iOS18以降も、こうした現象はAppleのサポートコミュニティなどで多数報告されています。

ネットワークの接続状態が不安定

iOSのアップデートには安定したインターネット回線が不可欠です。
Wi‑Fiの信号が弱かったり、途中でモバイル通信に切り替わったりすると、アップデートが中断される場合があります。

ルーターの近くなど、電波状態が良好な場所で作業を行い、できる限りWi‑Fiに固定して進めることが推奨されます。

ストレージの空き容量が不足している

アップデートを行うには、ある程度の空き容量が必要です。
通常は2〜10GBほどの空きが推奨されており、ストレージがいっぱいだと更新が始まらないことがあります。

写真や動画、使っていないアプリを整理し、必要なスペースを確保してください。
また、システムキャッシュが蓄積していると、実際に使える容量が減ることがあります。
この場合も、再起動することで自動的にキャッシュが整理されることがあります。

バッテリー残量や省電力設定の影響

アップデート処理は電力を多く使うため、バッテリー残量が少ないと開始できない仕様になっています。
一般的に、バッテリーが50%未満の場合は、充電しながら実行する必要があります。

また、低電力モードがオンになっているとバックグラウンドの処理が制限され、更新が正常に進まない場合があります。
そのため、アップデート前に低電力モードをオフにして、バッテリー残量を十分に確保しておきましょう。

ダウンロード済みファイルが壊れている

まれに、アップデートファイル自体が途中で破損してしまい、正しくインストールできないケースもあります。
通信が不安定なタイミングや、iPhoneの動作が不安定だったときに発生しやすい現象です。

このような場合は、一度ダウンロード済みのファイルを削除し、再度アップデートファイルを取得し直すことで、問題が解決することがあります(※対処法⑤を参照)。

ステップ①〜⑤|「バックグラウンドでアップデートを完了中」が消えないときの基本対処法

前述の原因に心当たりがあるものの改善しない場合は、以下の対処法を順番に試してみてください。
この5つのステップを踏むことで、多くのケースで問題が解決します。

① iPhoneの再起動で動作をリフレッシュ

まず最初に試すべきは、iPhoneを再起動することです。
一時的な不具合やメモリの問題が原因であれば、再起動によって正常に戻ることがあります。

再起動の方法は、機種によって異なります。
古い機種はホームボタンを使い、Face ID搭載の新しいモデルでは音量ボタンとサイドボタンを同時に長押しして電源を切ります。

再起動はシステムのキャッシュも整理されるため、動作の改善や空き容量の確保にもつながります。

② 安定したWi‑Fiに再接続(できれば5GHz帯)

次に確認したいのはネットワーク環境です。
iOSアップデートでは大容量のデータ通信が行われるため、接続が不安定だと進行が止まる原因になります。

設定アプリからWi‑Fiを一度オフにし、再度信頼できるネットワークに接続し直してください。
可能であれば、干渉が少なく速度も速い5GHzのWi‑Fiを利用するのが理想です。

また、必要に応じてルーターを再起動する、または「ネットワーク設定のリセット」(設定 > 一般 > リセット)を行うと、接続状態が改善されることがあります。

③ ストレージの空き容量をチェック(最低2GB以上)

iOSのアップデートを行うには、十分な空き容量が必要です。
容量不足だと、ダウンロードやインストールの途中で止まってしまうことがあります。

まず「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」で、現在の使用状況を確認しましょう。
2GB以上の空きが目安です。

不要なアプリや動画、写真などを削除して空き容量を増やしてください。
また、再起動によってシステムキャッシュが自動的に整理され、容量が確保されることもあります。

④ 低電力モードを解除し、十分に充電した状態で実行

アップデート作業にはバッテリーも重要な要素です。
バッテリー残量が少ないと更新処理が始まらない仕組みになっており、50%未満だと進行が止まることがあります。

さらに、低電力モードがオンになっているとバックグラウンド処理が抑えられ、アップデートが完了しにくくなります。
「設定」アプリから低電力モードをオフにし、80%以上まで充電してから実行するのが望ましいです。

⑤ アップデートファイルを削除し、再度ダウンロードする

上記をすべて試しても解消しない場合は、既にダウンロードされたアップデートファイルが破損している可能性があります。

その場合は一度ファイルを削除し、改めてダウンロードし直すことで解決できることがあります。

削除の手順:

  1. 「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」を開く
  2. リストの中から「iOS○○」のアップデートデータを探す
  3. 該当ファイルをタップし、「アップデートを削除」を選択
  4. 削除後、「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から新たにダウンロードを開始

破損していない新しいファイルであれば、スムーズにインストールが進むはずです。

アップデートが何度も失敗する場合の対処法とリセット方法

これまでの手順を試しても解決しない場合は、パソコンを使った復旧方法に切り替える必要があります。

パソコンを使ってiOSを更新または復元する方法

iPhone本体からの操作でうまく進まないときは、PCを経由して処理する方法が効果的です。以下の手順で進めてください。

ステップ1:パソコンの準備
Windowsでは最新のiTunesを、Mac(macOS Catalina以降)ではFinderを使用します。あらかじめアプリを起動しておきましょう。

ステップ2:iPhoneを接続
LightningケーブルでiPhoneとPCを接続します。

ステップ3:デバイスが認識されたら操作開始
iTunesまたはFinderにiPhoneが表示されたら、「アップデート」または「復元」の選択肢が表示されます。

ステップ4A:アップデートを選ぶ場合
iOSを再インストールしつつ、データはそのまま残る可能性があります。できるだけデータを消さずに問題を解決したい場合はこちらを選択。

ステップ4B:復元を選ぶ場合
iPhoneを初期化し、工場出荷時の状態に戻します。バックアップを取っていれば、後からデータを復元可能です。

この方法は、通信不良や端末側のトラブルなど、iPhone単体では対応が難しいケースにも有効です。操作が完了し、問題が解消すれば復旧成功です。

注意:復元操作を行うとiPhone内のすべてのデータが消去されます。実行前に、必ずiCloudやパソコンにバックアップを取っておきましょう。
(参考:「設定」→ユーザー名→iCloud→iCloudバックアップ、またはFinder/iTunesでのバックアップ)

DFUモードを使って完全に初期化する方法

通常の方法でも改善しない場合は、最終手段としてDFUモード(Device Firmware Update)によるリセットがあります。
これはファームウェアごとiOSを完全に書き換える方法で、深刻なソフトウェア障害に効果があります。

ただし操作はやや複雑なので、慎重に行ってください。

ステップ1:パソコンと接続し、アプリを起動
iPhoneをパソコンに接続し、iTunesまたはFinderを立ち上げます。

ステップ2:DFUモードに入る
iPhoneの機種に応じたボタン操作を行い、画面が真っ暗になればDFUモードに入った状態です。Appleロゴやケーブルの表示が出ている場合は失敗しています。

ステップ3:PC上の指示に従って復元
復元の案内が表示されるので、指示に従って操作を進めると、最新のiOSが新たにインストールされます。

※DFUモードの入り方はiPhoneのモデルごとに異なります。間違えると通常のリカバリーモードになるため、あらかじめ正しい手順を確認してください。

注意:DFUモードを使用した復元でも、端末内のデータはすべて削除されます。かならず事前にバックアップを行ってから実行してください。

改善しない場合はAppleサポートに相談を

これまでの手順を試しても改善が見られない場合は、Appleサポートや正規の修理窓口に相談することをおすすめします。

特に「バックグラウンドでアップデートを完了中」の表示が長期間(1か月以上)消えない場合は、Apple側でも既知の問題として認識されており、修理や本体交換が必要となるケースもあります。

保証期間内であれば、無償での対応が可能なこともありますので、早めにプロへ相談するのが安心です。

「バックグラウンド更新」とは?オフにしたらどうなる?

「バックグラウンド更新」は、アプリを開いていない間でもiPhoneが裏でデータを取得する機能です。
たとえば、アプリを起動していなくても、メールの受信や天気情報の更新、ニュースの取得が自動的に行われるのはこの機能のおかげです。

バックグラウンド更新のメリットとデメリット

メリット

アプリを開いたときに、すでに最新情報が反映されているのが最大の利点です。
メール、SNS、地図アプリなどは、起動と同時に情報が表示され、待ち時間がありません。

デメリット

裏で常に通信が行われるため、バッテリーの消耗が早くなったり、通信量が増えたりすることがあります。
使用頻度や目的に応じて、更新を許可するアプリを選ぶことがポイントです。

バッテリーを節約するか、通知の即時性を優先するか

バックグラウンド更新を無効にすると、省電力効果が期待できます。
一方で、情報の取得がアプリを開いたタイミングになるため、通知やデータの反映が遅れる可能性があります。

たとえば、メールやメッセージの通知がリアルタイムで届かず、アプリを開いて初めて気づくこともあります。

利便性と電池持ち、どちらを優先するかで判断しましょう。
また、通知が遅れる・届かないと感じた場合は、端末を充電して80%以上に保つ、または低電力モードをオフにすることで改善することがあります。

アプリごとに設定するのが効果的

この機能はすべてのアプリに一律で適用する必要はありません。
「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」から、個別にオン・オフを切り替えられます。

たとえば、ニュースやメールなどはオンにし、ゲームや動画アプリなど通知が不要なものはオフにしておくと、電池や通信量の節約に役立ちます。

さらに、「Wi‑Fi接続時のみ許可」と設定しておけば、モバイル通信のデータ量を抑えることも可能です。

よくある質問|iPhoneのアップデートに関する疑問

アップデート中に端末が固まったら、電源を切ってもいい?

基本的に、アップデート中は電源を切らない方が安全です。
処理途中で電源が落ちると、システムが破損して復旧に時間がかかる場合があります。

ただし、完全にフリーズして何も反応しない場合は、強制再起動(ハードリセット)を試しても構いません。
再起動後は、再びアップデートを実行するか、前述の手順を順に試してください。

アップデート中にSIMカードを抜いたらどうなる?

iOSのアップデートはWi‑Fiを通じて行われるため、SIMカードがなくても問題ありません。
途中でSIMを抜いた場合でも、更新は継続されます。

ただし、アップデート完了後にはSIMを戻し、通信に問題がないか確認してください。

モバイルデータだけでアップデートできる?

モバイル通信でもアップデートは可能ですが、大量のデータを使うため注意が必要です。
通信制限のある契約をしている場合は、Wi‑Fiを使っての更新を強くおすすめします。

どうしてもモバイル回線で実施する場合は、通信環境が安定していることと、データ残量に余裕があるかを事前に確認してください。

また、「モバイル通信でのアップデートを許可」がオフになっていると、Wi‑Fi接続時にのみ実行されます。

最後に|落ち着いて対処すれば大丈夫

「バックグラウンドでアップデートを完了中」という表示が消えない場合でも、順を追って対応すれば解決するケースがほとんどです。
以下に、確認すべきポイントを再度まとめました。

チェックリスト

  • iPhoneを再起動する
     一時的な不具合やキャッシュが解消されます。
  • Wi‑Fi環境を見直す
     不安定な回線ではなく、5GHz帯など高速で安定したネットワークに接続。
  • 空き容量を確認する
     最低2GB以上の空きがあるかを確認。不要なデータを削除。
  • 低電力モードを解除し、充電しながら作業
     充電が50%以上、できれば80%以上で実行すると安定します。
  • アップデートファイルを削除して再ダウンロード
     破損している可能性のあるファイルは削除し、新たに取得。
  • パソコン(iTunesやFinder)でアップデートまたは復元を実施
     端末単体で解決しない場合の有効な手段です。
  • DFUモードを使って完全初期化
     最後の手段として、iOSを完全に再インストールする方法です。
  • Appleサポートに問い合わせる
     1か月以上表示が消えないなど、解決が難しい場合は専門窓口へ相談。

トラブルを防ぐための準備ポイント

  • 自動アップデートをオフにして、手動で更新する
     混雑する時間帯を避け、自分のタイミングでアップデートできます。
  • 充電状態と本体温度を確認
     十分に充電し、端末が熱くなっていないかを確認してから更新を開始。
  • 不要なアプリや設定を整理
     不要なアプリを削除し、システムの負担を減らすことでトラブル予防に。
  • Wi‑Fi環境を整える
     普段から安定したネットワーク環境を維持し、ルーターも最新の状態に保ちましょう。

これらの対策を意識しておくことで、iPhoneのアップデートがスムーズに進み、予期せぬトラブルにも冷静に対応できるようになります。
次回からは事前準備をしっかり行い、余裕を持ってアップデート作業に臨みましょう。

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