金足農業高校・吉田輝星選手。
大阪桐蔭高校・柿木蓮選手。
ふたりは、第100回の夏の甲子園・決勝を戦ったピッチャーですね。
甲子園での劇的な戦いから侍ジャパンを経て、2人の関係がどのように変わっていったのか、気になる方も多いのではないでしょうか?
こちらの記事では、そんな2人の関係をまとめました。
楽しい記事になっていますので、ぜひ読んでいってくださいね。
(あ、最後だけちょっと寂しいです)
甲子園決勝のあと、マウンドの砂を分け合った

2018年、第100回大会だった夏の甲子園。
その決勝はとてもドラマチックな展開になりました。
公立高校でメンバー全員が秋田県出身、 雑草軍団・金足農業高校。
一方、強豪私立高校でメンバーは県外出身者の多い、 常勝軍団・大阪桐蔭高校。
金農フィーバーも手伝い、この対照的な2校の勝負に、日本列島が大いに湧きましたね。
結果、2-13で大阪桐蔭が勝利しました。
その勝負のあと。
選手がそれぞれ甲子園の砂を袋に詰める中、吉田輝星選手はマウンドに向かいます。
何をするのかと思ったら、平成最後の怪物は、なんとマウンドの砂を集め始めたのです!
それを見た柿木蓮選手も
「いいっすか」
と吉田選手に声をかけて、一緒になってマウンドの砂を集めはじめました。
吉田選手
「全部取っちゃったよ」
柿木選手
「さすがやな」
この会話、ファンの間では伝説になっています。
笑顔で、お互いの健闘を称えながら握手する2人。
このとき、柿木選手は吉田選手が「甘えん坊でかまちょ」であることを、まだ知らなかったんですねぇ……( ´艸`)
U-18侍ジャパンで同部屋に

甲子園のあと、吉田選手と柿木選手はU-18アジア大会のために侍ジャパンとして召集されました。
このとき、2人は同部屋となります!
2人に加えて、横浜高校の板川佳矢選手も同じ部屋でした。
吉田選手は、板川選手とも柿木選手とも甲子園で戦っていますね。
これはきっと、意図があって同じ部屋にされたのでしょうね。
さて、吉田選手は金足農業メンバーにこんなことを暴露されていました。
「体をかじらないでくれ」
「自分の部屋で寝てくれ」
「いつもベタベタしてる」
これを踏まえて、柿木選手の暴露をどうぞ。
「部屋に入っていきなり抱きついてきたりする。
幼いというか、甘えん坊というか。
合宿最後の日は一緒に寝ました」
さらに板川選手は
「吉田さんはかまちょですね」
かまちょとは、構ってほしがり、ということですね。
このU-18の間に、吉田選手と柿木選手はすっかり仲がよくなったようで
報道陣の写真には、いつも2人でわちゃわちゃやっているところが納められていました。
それから、吉田選手は柿木選手にあだ名をつけました。
最初はブタゴリラ。
続いてはシャバーニ。

シャバーニというのは、名古屋の東山動物園にいるイケメンゴリラのことです(笑)
U-18の決起集会で焼肉店にいったときには、こんな会話がありました。
吉田選手
「じゃんけん分かる?」
2人でじゃんけん。吉田選手が勝つ。
柿木選手
「もう~こいつに勝たれへんって~」
この吉田選手の「じゃんけん分かる?」は、どういう意味で言われたのかというと、
「(シャバーニだけど)じゃんけん分かる?」ということかと思われます(ひどい笑)
じゃんけんで勝ったあと、吉田選手が自分のグラスを柿木選手に渡していることから、ドリンクバーに行って、おかわりを入れてくるためのじゃんけんだったみたいですね(*^_^*)
楽しそうでいいなぁ(笑)
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金足農業vs大阪桐蔭|国体での幻の再戦


甲子園の決勝、準決勝チームだった大阪桐蔭と金足農業は、秋の国体に出場することになりました。
国体の組み合わせは、U-18アジア大会中に決定しました。
国体はトーナメント制となっており、大阪桐蔭と金足農業は決勝まで当たらない組み合わせに。
また、金足農業は決勝まで上がっても合計で三試合しかありません。
吉田選手が、甲子園の決勝よりもコンディションがいい状態で臨めるのは目に見えていました。


※トーナメント表は高校野球ステーションより
大阪桐蔭 vs 金足農業 が、もう一回見れるかも知れない・・・!!
その期待で界隈はざわざわしていました。
ところが!!!!
台風24号(チャーミー)が発生し、福井県もその影響を受け、雨・・・。
日程が2転、3転しました。
そしてまさかの!
決勝・準決勝を中止!
勝ち上がった4校を同時1位にするという荒ぶれた展開に。
台風よ、どこがチャーミーなんだよ、という声が上がったのは言うまでもありませんね。
こうして、金足農業が大阪桐蔭にリベンジすることは幻になってしまいました。。。
あぁ見たかった。
最後に
この記事は、国体での金足農業ー常葉大菊川戦が終わった次の日に書きました。
いま、ものすごい寂しさが襲ってきています。。。
というのも、国体は金足農業としての最後の試合だったからなんですね。
甲子園のあと、U-18のあとも、「ロス」に陥るファンがたくさんいましたがそのときは「まだ次がある」だったんですよね。
国体は、本当の本当に最後の試合でした。
あぁ、自分で書いてて泣きそう(すみません)
国体でかなわなかったリベンジは、きっとプロに行ってから果たしてくれることでしょう。
その日を楽しみに待ちましょう!
2018年ドラフト後の追記
なんと!!
吉田輝星選手と柿木蓮選手が
北海道日本ハムファイターズからドラフトで指名を受けましたーーー!!!
吉田選手は1位指名、柿木選手は5位指名です。
熱い!! 熱すぎる!!
映画化決定!!! (うそです)
甲子園の! 決勝で! 戦った2人が!!
同じチームに入団でーーーーーす!!!! (しつこい)
栗山監督ありがとう!! 大好きです!!
これからは同じチームで切磋琢磨する2人が見れますね。
なんということでしょう!楽しみすぎます!!
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新入団選手発表会見 前夜のランニング?!
2018年11月、札幌で新入団選手の発表会見が行われました。
そのために札幌のホテルに泊まっていたルーキーたち。
吉田くんと柿木くんはそのホテルを出て、なんとランニングへ。



11月の札幌って・・・クソ寒いだろ?! しかも夜?!?!
このエピソードについて、栗山監督も著書「稚心を去る」の中で呆れ半分に紹介しています笑
吉田くんから誘ったらしいですよ^^
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吉田輝星 一軍初登板初勝利
2019年6月12日、札幌ドームでの広島戦。
吉田選手は、一軍に初登板し、初勝利をおさめました(おめでとー!!!)
このことについて、テレビ番組(FFFFF)で柿木くんが話していた内容がこちら。
同期だから嬉しさもあったけど、悔しさの方が大きかった。
「おめでとう」とはメッセージを送ってない。
「まぁまぁやな」とかたしかそんな感じ。
吉田も投球内容に満足してないと思うし、自分も素直に喜べなかったし・・・。
吉田選手が一歩も二歩も先に行ってしまったように感じられたのかな。
一方で「オレだって吉田に負けてねぇぇ」的な闘志をきっと燃やしていることでしょう。
2人のライバル物語はまだまだ続きます・・・。
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