- 宮原知子選手
- ジェイソン・ブラウン選手
2019/2020シーズン、この2人が「シンドラーのリスト」で滑ります。
どちらの選手も表現力が素晴らしいので、どんなプログラムになるのかものすごく楽しみですよね!
素晴らしいプログラムに出会うと、原作を知りたくなるもの。
そこでこの記事では、「シンドラーのリスト」のあらすじや感想をまとめています!
※ネタバレを含んでいますので、ご注意ください。
宮原選手が使用している曲名についても調べてみましたよ。
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「シンドラーのリスト」キャストなど
監督
- スティーブン・スピルバーグ
原作
- 「シンドラーの箱船」トーマス・キニーリー
音楽
- ジョン・ウィリアムズ
主な出演者
- リーアム・ニーソン(オスカー・シンドラー役)
- レイフ・ファインズ(アーモン・ゲート役)
- ベン・キングズレー(イザック・シュターン役)
上映時間
- 3時間15分
制限
- R18+
18歳未満の方は視聴できません。
「シンドラーのリスト」あらすじ・ネタバレ

「シンドラーのリスト」のあらすじを書いていきます。
ネタバレを含む内容ですので、ご注意ください。
時代背景
第二次世界大戦。
1939年9月、ドイツ軍はポーランドを制圧。
国内の一万人以上のユダヤ人がクラフクへ運ばれました。
さらに1941年3月20日には、クラフクの全ユダヤ人がゲットーと呼ばれる「ユダヤ人居住地域」へ押し込められます。
1943年には、ゲットーを解体。
ゲットーのユダヤ人は、プワシュフ強制収容所へ移送されます。
解体のときには、SS(ナチスの親衛隊)の非情な行いが描かれます。
そして1944年4月には、プワシュフ収容所の閉鎖が決定。
全員がアウシュビッツ送りとなります。
シンドラーはひと儲けをしようとクラフクへやってくる
オスカー・シンドラーはナチスの党員。
戦争をうまく利用してひと儲けをしようとクラフクへやってきます。
ユダヤ人のイザック・シュターンをスカウトして、ほうろう工場の運営を開始。
社交術に長けており、SS将校にうまく取り入ることで工場は繁盛します。
当時、ナチスによってユダヤ人の賃金は低く定められていました。
ここに目をつけたシンドラーは、ユダヤ人を積極的に採用します。
シンドラーは、最初は私利私欲のためにユダヤ人を雇いました。
しかし、だんだんとユダヤ人に対する心情の変化が。

それがこの映画のみどころです
戦局が深刻になるにつれ、自らの危険をかえりみずユダヤ人に手を差し伸べるようになっていきます。
特にシュターンとの間には特別な信頼関係が生まれます。
アーモン・ゲート少尉
プワシュフ強制収容所の所長として赴任してきたのが、アーモン・ゲート少尉。
ゲットーの解体では指揮を執り、ユダヤ人に対する残虐な行為の数々が描かれます。
シンドラーはそんなゲートと、親交を深めていきます。
ゲートをさとすように言った、こんな言葉が印象的。
犯罪者を死刑に処すと気分がスッキリする。
それは『正義』で『力』とは別のものだ。
『力』は、人を殺す正当な理由があるときに殺さないことだ
終戦のあとには、ゲートは戦犯として絞首刑になります。
赤い服の少女
1943年の、ゲットーの解体。
このとき、シンドラーは丘の上から心配そうに解体の様子を見ていました。
そこで目に飛び込んできたのが赤い服の少女。
シンドラーはこの少女のことが気にかかりますが、少女がどうなったのかは分かりません。
そして1944年、プワシュフ収容所閉鎖のとき。
プワシュフ収容所とゲットーで殺された犠牲者一万人余りの死体に焼却命令が出ました。
ナチスは埋められていた遺体をユダヤ人に掘り起こさせ、焼却します。
シンドラーは掘り起こされた遺体の中に、赤い服の少女がいるのを見つけます。
シンドラーはショックを隠せません。



この出来事が、ユダヤ人を助ける決意につながったのがわかります
シンドラーのリスト作成
プワシュフ収容所のユダヤ人がアウシュビッツに送られることが決まり、シンドラーはある決意をします。
自分の財産で、ほうろう工場の作業員を「買い取る」ことにしたのです。
ゲートにさんざん怪しまれながらも、なんとか説得。
シュターンと2人で、作業員とその子供たちの名前をひとりひとり思い起こしながら、タイプライターでリストを作っていきます。
これこそが「シンドラーのリスト」です。
終戦
新しい工場で、シンドラーはユダヤ人を守るために採算を無視した経営をしていました。
ついに破産かというころ、ドイツが降伏し、終戦。
シンドラーは工場に作業員を全員集め、スピーチをします。
私に感謝する者もいるが、自らに感謝しろ。シュターンに感謝を。
私はナチの党員。犯罪人だ。逃亡することを許してもらいたい。
夜になって、シンドラーはユダヤ人たちに見送られながら、ついに工場を去ります。
翌朝には、野宿していた作業員のもとにソ連陸軍の兵士が来て、解放を告げられます。
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「シンドラーのリスト」感想


「シンドラーのリスト」、じっくり拝見しました。
そこで、次のことについて書いていきたいと思います。
- 映画の感想
- 見るのをオススメしたい人
- 映画の見どころ
- 映画の中の名言
映画の感想
ホロコーストの表現はゆるめ
「シンドラーのリスト」は、オープニングと最後のお墓参り以外は全編モノクロになっています。
スピルバーグ監督の意図が、見事に反映されていますよ。
ラストシーンを除けば、ほぼ全編に渡りモノクロ作品である。これはスティーヴン・スピルバーグ監督の「戦争を記録したフィルムはモノクロだからその方が説得力があるだろう」という考えによるものである。
また、ホロコーストの表現はゆるめだなと感じました。
目を背けたくなるような描写はそれなりにあります。
全編を通して、死が迫ってくる恐怖も感じます。
それでも、ホロコーストのほんの一部なのでしょうね。
ホロコーストはあくまでも物語の背景で、シンドラーとユダヤ人の心の交流が主軸だと感じました。
ホロコーストの全てを伝えようとしているわけではなく、知るための「きっかけ作り」がこの映画の役目なのだと思います。
実際、私はホロコーストのことをもっと知りたくなって、色々調べましたよ。
シンドラーが美化されている?
この映画について色々調べていると、オスカー・シンドラーが美化されているというのをよく見かけます。
確かに、ぜいたく三昧で、女遊びが好きで、金儲けのためにユダヤ人を雇っていた人が、
「こんなにいきなりイイ人になる?! いや…ならんだろ。」
という感想はあります。
でも、自腹でユダヤ人を助けたのは事実です。
しかもユダヤ人を助けると、自分の命が危ない時代です。
それはやっぱり、誰もが出来ることじゃないです。
私がシンドラーだったら…同じことができるのかな? というのは誰もが抱く感想でしょう。
これがマザーテレサみたいな聖人とも言える人がやったことだったら「すごいなー」で終わっちゃうんですよね。
だけど私利私欲の塊であるシンドラーがやったことだから、人を助けることへの勇気をもらえます。
この映画は実話なので、登場人物をウィキペディアでチェックするのも面白いですよ。
※ただしチェックするなら、映画を見終わった後が絶対にオススメ。思いがけず脚色されている部分を知ってしまうことになります。
登場人物のWikipedia
「BUSHOO!JAPAN」さんの、こちらの記事も面白かったです。
1000名以上のユダヤ人を虐殺から救ったオスカー・シンドラー その生涯&偉業とは?
映画「シンドラーのリスト」はこんな人にオススメ
映画「シンドラーのリスト」をおすすめしたい人、できない人についてまとめてみました。
おすすめしたい人
- ホロコーストに興味がある
- 本格的な映画が好き
- ヒューマン系が好き
おすすめできない人
- 最近元気がない・・・という人
- 人がたくさん亡くなる映画が苦手な人
- 過激な描写が極端に苦手な人
戦争映画なので、見終わったあとに「元気が出たぜ!」って感じにはなりません。
ぜひ、気持ちに余裕があるときに見てください。
映画の見どころ
私が考える、「シンドラーのリスト」の見どころは次のとおりです。
- シンドラーの心情の変化
- シンドラーとシュターンの友情
- 役者たちの演技力
金儲けだけを考えていたシンドラーが、シュターンと揺るぎない信頼関係を結び、全財産を使ってでもユダヤ人を助けようと奔走する姿は、本当に考えさせられます。
リーアム・ニーソン、レイフ・ファインズ、ベン・キングスレーの演技も素晴らしいので、注目です!
映画の中の名言
「1つの生命(いのち)を救う者が世界を救える」
終戦を迎えたためにシンドラーが工場を去るときに、シュターンは指輪を感謝の気持ちを込めた贈呈しました。
これは、その指輪に刻まれた言葉です。
いつも胸にとどめておきたい、素敵な言葉だなと思います。
「シンドラーのリスト」サントラについて
シンドラーのリストは映画音楽の巨匠であるジョン・ウィリアムズが手掛けています。
ジョン・ウィリアムズは他にも、こんな映画を手掛けているんですよ~
- SAYURI(Memories of a Geisha)
- スター・ウォーズシリーズ
- ジョーズシリーズ
- ハリー・ポッターシリーズ
ここに書ききれないほど、たっくさんの映画音楽を作っているすごい人なのです。
宮原知子選手がフリーに使用している曲は?
宮原知子選手が2019-2020シーズンのフリーに選んでいるのが「シンドラーのリスト」。
しかしこれ、映画のサントラをそのまま使っているわけではなくて、シンドラーのリストと、ラフマニノフの「鐘」をミックスしているものなのです。
これは、ジョン・ベイレスさんの「Theme From “Schindler’s List”/Prelude In C-Sharp Minor/Hatikva」という曲です。
2つの曲をここまで溶け込ませて、新しいモノにするってすごいですね。
ちなみに、ラフマニノフの「鐘」・・・これは、浅田真央選手がバンクーバーオリンピックで銀メダルを獲得したとき、フリーで使用していた曲ですね~。
リプニツカヤが演じた赤い服の少女
ソチオリンピックで、ユリヤ・リプニツカヤがこの「シンドラーのリスト」を演じました。
団体戦では完璧な演技で、ロシアの金メダルに貢献しています。
当時まだ14歳で、語り継がれる名プログラムを残しました。
この映画はR18+指定になっているので、リプニツカヤはまだ鑑賞できない年齢だったんですよね。
音楽だけでイメージを膨らませたのでしょうか。
「シンドラーのリスト」まとめ
いい映画には、いい音楽がある。
いい音楽には、いいフィギュアのプログラムがある。
リプニツカヤの「赤い服の少女」がまさにそうでした。
今後も、シンドラーのリストの音楽でどんなプログラムが生まれるのか、すごく楽しみですね。
超余談ですが、アーモン・ゲートを演じているレイフ・ファインズが、ハリー・ポッターの「ヴォルデモート」役でもあることに気づいたときの衝撃はすごかったです笑
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