2018-2019シーズン、坂本花織選手のフリー「ピアノ・レッスン」
音楽が素晴らしくて、とても印象的なプログラムですよね。
映画「ピアノ・レッスン」のあらすじはどんなものなのか、気になった方も多いのではないでしょうか。
こちらの記事では、「ピアノ・レッスン」のあらすじをご紹介しています。
あらすじを知っていると、同じプログラムを見ていてもまた新たな発見があったりしますよ^^
※完全にネタバレの内容となっていますので、ご注意ください。
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「ピアノレッスン」あらすじ
主人公エイダの心の声から始まります。
6歳で話すことをやめた。なぜかは私にも分からない。
私自身は自分に声がないとは思っていない。ピアノがあるから。
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舞台は1852年。
エイダと娘のフローラは、スコットランドからニュージーランドへ入植している「スチュワート」の元へ嫁ぐことになりました。
エイダたちは海の荒れる中ニュージーランドの浜辺へ到着しますが、悪天候のため迎えがきません。
浜辺に置かれた荷物には、ピアノもあります。
エイダはフローラと2人、浜辺で野宿をすることに。
翌朝、スチュワートは多くの先住民とともに迎えにやってきます。
先住民に荷物を運んでもらいますが、「人手が足りないから」と言ってスチュワートはピアノを置いていこうとします。
エイダは何度も「ピアノを運んで」とスチュワートに頼みますが、結局ピアノは浜辺に置き去りにされてしまいます。
その後、大雨の中エイダとスチュワートの結婚式が行われますが、エイダは結婚式よりも雨にされされているであろうピアノのことが気になって仕方ありません。
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スチュワートが、仕事で数日留守にすることになりました。
そこでエイダは、同じく入植者である「ベインズ」の元へ行き、
「上陸した浜辺へ連れて行って」と頼みます。
ベインズは一度は「時間がない」と断りますが、家の前で座り込むエイダとフローラの様子に負けて、結局浜辺へと連れて行ってくれます。
浜辺に着くと、エイダは一心不乱にピアノを弾きます。
それまで超無表情だったエイダは、ピアノを弾くことにより初めて笑顔を見せます。
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その後、ベインズはスチュワートに「土地とピアノを交換しよう」と掛け合い、話がまとまります。
ベインズは、エイダからピアノのレッスンを受けたいと申し出たのです。
それを聞いたエイダは激怒します。
エイダ筆談
「あのピアノは私のもの。私のものです」
それを見たスチュワートもまた怒ります。
「犠牲に耐えるのが家族だろ!」
********
初レッスンの日。
エイダはフローラと共にベインズの元へ向かったものの「音階のずれたピアノでは教えられない」とつっぱねていました。
しかしフローラがピアノを弾いてみると、音階は見事に合っています。
調律がされていることに驚くエイダ。
ベインズはレッスンではなく、エイダに「聞いていたいから弾いてくれ」と頼みます。
エイダは弾いてやりますが、意地悪く「ドレミファソラシド」を繰り返すだけでした。
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夜になって、エイダに「パパの話」をせがむフローラ。
フローラ
「パパはママの先生だったんでしょ?
どうやって話を?」
エイダ手話
「言葉は必要なかった。
自分の考えをなんでも、パパの頭に書くように伝えられたのよ」
フローラ
「なぜ結婚しなかったの?」
エイダ手話
「パパはそれが怖くなって、私の言うことに耳を貸さなくなったの」
そこへスチュワートが「お休みのキスをしよう」とやってきます。
しかしエイダは拒否します。
スチュワートとエイダの距離は全く縮まりません。
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あるレッスンの日。
ピアノを弾いているエイダの首元に、ベインズがいきなりキスをします。
エイダは驚いて飛びずさり、怒って帰ろうとします。
ベインズは、「ピアノを取り戻せる取引をしよう」と持ちかけます。
「君がピアノを弾いている間にしたいことがあるんだ。
一回来るごとに、鍵盤がひとつ君のものになる」
それからレッスンのたびに、
ベインズはエイダにスカートをまくれとか、服を脱げとか、一緒に横になろうとか大人の要求をします。
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ある日、いよいよベインズが「裸になってくれ」とエイダに要求します。
鍵盤10個と引き換えに、エイダはそれを了承します。
レッスンの間、いつも外で待たされているフローラは、その様子を覗き見します。
一方、スチュワートは、ベインズのピアノが全く上達していないことや、
フローラが「レッスンはすすんでないわよ。ママが好きに弾いてるだけ。全然弾いてないときもあるの」
と話したことから、徐々に疑念を持ち始めていることが分かります。
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次にレッスンに行くと、ピアノがベインズの家から運び出されているところでした。
ベインズ
「ピアノは君に返す。もういらない。
君を淫売にしては情けない。
君はおれを愛せない」
そこへスチュワートがやってきて、「あの土地は手放さんぞ」と食ってかかりますが、ベインズは「ピアノはタダで返すよ」と言います。
ピアノは自分の元に戻ったのに、弾いても気乗りのしないエイダ。
振り向いても、ピアノを聴いていてくれるベインズはいません。
いてもたってもいられず、エイダはベインズの元へ向かいます。
ベインズは自分のことを訪ねてきたエイダに驚き、戸惑いながらもエイダを家の中へ通します。
そして話します。
ベインズ
「俺は不幸だ。君のことで頭が一杯だ。
とても苦しい。いつも君のことを思って、食事ものどを通らず眠れない」
「おれのことを想っていないのなら行ってくれ」と、エイダに帰ることを促すベインズ。
しかし、エイダはその場を動こうとしません。
いらだって「行けよ。帰ってくれ!」と声を荒げるベインズ。
エイダはなんで分かってくれないの、とばかりにベインズに平手打ちをかまします。
ベインズはエイダの気持ちが分かり、思いが通じた二人はキスをして結ばれます。
しかし、エイダの様子を変に思ってこっそりと後からやってきたスチュワートが、2人の秘密を知ってしまいます。
ベインズは、エイダが帰るときに
「俺のことを愛しているか?
愛しているなら明日も来てくれ」
と頼みます。
*******
次の日。
べインズのところへエイダが向かっていると、スチュワートが待ち伏せをしています。
エイダはスチュワートに全てがバレていることを悟ります。
それからエイダは家の中に閉じ込められて、外に出られなくなってしまいました。
エイダはベインズが恋しくて、夜中に眠っているのにピアノを弾いたり、
スチュワートがベインズであるかのように、撫で回したりします。
その頃、スチュワートのおばの話によって、ベインズが明日か明後日に家を出て行くことが分かります。
*******
別の日。
スチュワートは仕事で出かけることになります。
スチュワート
「君を信用してここに残していく。
ベインズに会うか?」
エイダ
首を振る。
スチュワートが出かけると、エイダはピアノの鍵盤をひとつはずして
「ベインズ 私の心はあなたのものよ エイダ」
と書き込みます。
それをタオルに巻いてフローラに渡し、ベインズの元へ持っていくように指示します。
エイダとベインズの関係が面白くないフローラは、その鍵盤をベインズのところへ持っていくと見せかけて、
スチュワートのところへと持っていってしまいます。
スチュワートは、そのメッセージを読み、激怒して帰宅します。
その手には斧が。
怒り狂ったスチュワートは、エイダの右手の人差し指を斧で切り落としてしまいます。
スチュワートは、「会おうとする度にエイダの指をひとつずつ切り落とすと伝えろ」と、フローラをベインズの元へ行かせます。
しかしその夜、スチュワートはエイダからメッセージを受け取ります。
そのメッセージの内容に諦めがついたスチュワートは、ベインズの元へと向かいます。
スチュワートの「エイダは君と話をしたことがあるか?言葉を使って」「聞いたような気がしたことは?」
という質問に、ベインズはないと答えます。
スチュワート
「俺はここ(頭)で聞いた。
耳をすますと聞こえた。エイダはこう言った。
『自分の意志が怖い。何をするか分からない意志が。
ここを立ち去らせて。ベインズと一緒に。
彼なら私を救える』去るがいい。君たちふたりで」
*******
そのあと本当に、ベインズとエイダ、フローラはニュージーランドを去るために船に乗ります。
来たときと同じようにピアノを船に乗せます。
しかしエイダは、ベインズに「ピアノは海に捨てて」と頼みます。「壊れているからいらない」と。
ベインズはもちろん止めますが、エイダの意志は固く、船に固定されていたピアノは縄を解かれ海の中へ。
ピアノの重さに引っ張られて、ピアノを固定していた縄も勢いよく海のなかに引きずりこまれていきます。
エイダはその縄にわざと足を絡め、ピアノと共に海の底へと沈んでいきます。
一度は死のうとしたエイダでしたが、やがて縄のからまっていた靴を脱ぎ捨て、必死に海上へと泳ぎます。
エイダは生きることを選んだのでした。
*******
「北の町」に暮らし始めたエイダは、ベインズの作ってくれた義指をつけてピアノの教師になりました。
発声の練習も始めます。
エイダとベインズ、フローラの三人での暮らしはとても幸せそうなのでした。
「ピアノ・レッスン」を見終わっての感想
エイダが自分のことばの代わりだと思っていたピアノ。
そのピアノを弾くための指を奪われたとき、私は最後は自分で命を絶つ展開になるのでは…と予想しました。
そうしたら、本当にそのとおりの展開になってしまって「やっぱりそうなっちゃうのか…」と少々残念に感じていたら。
なんとエイダ。
予想に反して生きることを選択したのです。
エイダって、ものすごく生きづらさを感じていただろうと思うんですよね。
1852年という時代に未婚のシングルマザー。
口をきくことをせず、頭にも異常があるのではと疑われたり。
それでもきっとピアノがあるから生きてこられたんですよね。
ところが、自分の人生そのものであるピアノを手放すことになった。
一度は死のうと思ったけれど、やっぱり生きることを選んだ。
物語にだんだんと閉塞感が出てきて光が失われそうになるのですが、
そこでぱあっと希望が降り注ぐ。
生きていくことを自ら選ぶ。
それだけでこんなにも希望があふれるものなんだなって感じました。
最後に
ピアノ・レッスンは、坂本花織選手の他にも
ジェイソン・ブラウン選手や松田悠良選手も使用していたことがあります。
どちらも素敵なプログラムなので、機会があったらぜひご覧になってみてください。
ピアノ・レッスンの他にも、フィギュアスケートでよく使われる映画のらすじや感想をまとめています。
ぜひご覧になってくださいね♪
>>>フィギュアスケートで使われる映画のあらすじ・感想記事まとめ
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