イヤイヤ期って、子供と向き合うことが苦痛になるとき、ありませんか?
私は毎日苦痛です(笑)
子供が自分の意思を通そうとしてギャン泣きし始めると
「またかよ……」
そういう心境になって毎日イライラしています。したくないのに……。
三歳の長女は現在療育に通っていて、保護者と先生だけでお話する「おしゃべり会」でイヤイヤ期に関するとてもいいお話が聞けました。
- どこまで甘やかしてもいいのか?
- どこまで厳しくすべきなのか?
このへんの線引きが分からなくなって迷走することありませんか?
大丈夫です、皆さん同じように悩んでいるみたいです(笑)
先生から伝授してもらったイヤイヤ期のつき合い方、必読ですよー!
そもそも療育ってなに?という方は、まずこちらの記事をご覧下さい。
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最近の悩みをノートに書いたら、それが取り上げられた

娘の通う療育園では、先生と保護者でやりとりする「ノート」があります。
最近気になっていること、悩んでいること、嬉しかったこと、などなど、親の思いをノートに書いて提出すると、先生からお返事がもらえるんですね。
ある日の懇談会で、私のノートの内容が紹介されちゃいました……。(恥ずかしかった)
以下が私がノートに書いた内容です。
最近の娘ですが、前にも増して色んなところが難しくなっているなぁと感じます。
先日の大泣きもそうですが、自分の思い通りにならないと、とにかく泣いて自分の意思を通そうとします。
今までで一番です。大泣きはまぁ、いいのですが、気持ちの切り替えに時間がかかるので困ります。
こっちも押したり引いたり、引き際がよく分からなくなってしまったり(笑)前は少し「アイテム」を用意して、それが当たればパッと気持ちが切り替わったりしていたのですが、最近では賢くなってしまって、通用しないというか、ごまかしがきかなくなってきました。
私は、どういう気持ちでつき合えばよいでしょうか。
そのうち、おさまってくるものですか?
そして、具体的にお話聞いてもいいですか?と話を振られたので、おやつ事情を話しました。
最近、お昼ご飯の後にすぐおやつを食べたがるんです。
そこで、もちろん
「ダメよ。おやつの時間に食べようね」と言うんですけど、
「やだやだやだーーー食べる食べるー」となります。「それじゃぁ、今はアメだけ食べて、こっちのおせんべいはおやつの時間に食べ……」
「やだやだやだーーーおせんべい食べたいおせんべい食べたいーーー」…こういうことが毎日色んな場面で、細々細々あって……。
毎回付き合うのもしんどいな~と思いながら、なんとか誤魔化してる毎日です……。
他のご家庭も悩んでいることは一緒みたい

他のお母さんや他のご家庭を見て、こんな風に思うことありませんか?
「○○ちゃんのお母さん、いつも笑顔でステキだなぁ…怒ることないのかな。それに比べて私はイライラしてばかり、あ~ぁ」
「あそこのおうちは、いつもみんな笑ってていいなぁ。わが家、ギスギスしすぎじゃない?」
以下、私のノートの内容を聞いた、他のお母さん・お父さんの声です。
- 夕飯のとき、おやつを出してくる。今はご飯を食べるときだから片付けようねって言っても片付けない。じゃぁ1つだけにしようと言っても自分が出したいだけ出す。しかも結局食べない。
- コンビニに行ったときに、おやつを買うのが決まりになってしまった。それを家に帰ってから食べさせたいのに、車の中で勝手にすぐに空けて食べ始めてしまう。
- スーパーに行ったとき、とにかくカゴをいっぱいにしたいようで、いらないものまでどんどん入れてくる。こっそり返すとバレて大泣きする。
つまり、みなさん「言うこと全然聞かねーちっくしょー」な状況のようです。
そして、共通して話しておられたことは次のことでした。
- どこまで、そのワガママを受け入れてもよいのか?
- どこまで、厳しく接するべきなのか?
- もう少し言えば良かったかな、逆にあんなに言わなくても良かったかなと思うことがよくある
みなさん、やっぱり悩んでいることは一緒なんですよね。
イヤイヤ期で大事にしてほしいことは気持ちの共感・共有

以下、先生からのお話です。
子供たちはどんどん成長していくので、本当に誤魔化しがきかなくなってきます。
これまでは、違うことに目を向ければ、気持ちの切り替え(※)ができたりして、それで成功すればラッキー♪だったと思うんですけどね。
とにかく、気持ちを受け止めてあげる。これを大事にしてください。
結果的に、おやつをいつもと違う時間に食べてしまったり、公園から無理矢理引っ張って帰ったりすることになるかもしれない。
けれど、それはいいんです。そこまでの過程が大事なんです。
例えば・・・
- 子ども:おやつ食べたいーうぇぇぇーーーん
- 親:うんうん、そうだよね~分かる分かる。これおいしそうだもんね。食べたいよね~。で・も・ね
- 子ども:うぇぇーーーん食べたーーーい
- 親:あーそっかそっか~。食べたいよねぇ。うんうん。分かるなぁ~。で・も・ね
- 子ども:うぇぇーーーーん食べたいーーーー
- 親:うんうん。分かる分かる~そうよなぁ~やっぱ食べたいよなぁ~~
このやりとり。これが大事です。
気持ちを受け止めて、寄り添ってあげましょう。
その結果、やっぱりお菓子をあげることになったとしても、それはいいんです。
言いなりになるということではないですよ。
じゃぁお菓子を2つじゃなくて1つだけにしよっか、とか、そういうやり取りも大事です。
公園に行ったときなら、30分も40分も前から帰る準備をしないと、切り替えは無理です。
いまのこの時期(2~4才)だからこそ、つきあってあげてください。
将来、あの時がんばっててよかったなと思えるときが必ず来ますからね。
毎回じゃなくてもいいんです。
一日に一回でも、一週間に一回でもいいですよ。
それはご家庭の事情に合わせて、やっていけばいいと思います。
以上、先生のお話でした・゜・(つД`)・゜・
そして、別の先生からノートへこのようにお返事をいただきました。
難しくなったと感じるところや、自分の意思を通そうとすることって、本当の自分を出せるようになったと受け止めてあげませんか。
これから先、まだまだ親の思うとおりにはなってくれません。
だけど、自分の気持ちが出せて、受け止めてくれる人の存在があることがわかり、折り合いをつけていけるようになります。すぐに結果は出ませんが、あの頃がんばっててよかったという日が必ず来ます。
一緒に楽しい時間を作っていきましょうね。
まとめ
子供が何か間違ったことをしたとき、
いきなり「だめ!!」って、言ってしまいがちですよね。
そうではなくて、「○○したかったの?」と、気持ちに寄り添い、共感してあげること。
これが何より大切にしてほしいことだと、先生はよく言われてます。
私も第一声が「だめ!」になることは多いですが、その後にハッと思いだし、「○○したかったの?」と、言うようにしています。
心に留めておいて、余裕があるときにはやってみませんか?
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